2018年度 機器分析(応用化学)   Instrumental Analysis (Chemical Science and Engineering)

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開講元
応用化学系
担当教員名
稲木 信介  野村 淳子  本倉 健  豊田 栄  北村 房男  和田 裕之  吉沢 道人 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木1-2(W531)  
クラス
-
科目コード
CAP.E381
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

【概要】本講義では,応用化学分野でよく用いられる機器分析の中から,化学物質の同定,分離,構造解析などに焦点を当て,分析原理の基礎を解説します。
【ねらい】最新の機器分析法に触れることで,応用化学分野研究に実践的に活かせる考え方を共有します。 

到達目標

本講義を履修することによって,応用化学分野で用いられる機器分析について理解し,研究の場で分析法の適切な選択と正確な測定ができるようになることを到達目標とします。さらに,各機器分析法の発展の歴史について学び,今後の展開や必要とされる分析法について考えられるようになることを目標とします。

キーワード

赤外・ラマン分光、質量分析、核磁気共鳴分光法、クロマトグラフィー、電気化学分析、表面分析、X線構造解析

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義では,応用化学分野で基本となる分光法,質量分析,クロマトグラフィーなどをとりあげ,基礎原理と研究手法について学習します。各分析法における発展の歴史や最先端の分析法についても事例をあげて紹介します。また,各分析法で得られるデータの取り扱いを演習形式で学ぶことで,研究活動に活かせる講義とします。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 表面分析 電子顕微鏡観察、原子間力顕微鏡観察、二次イオン質量分析、X線光電子分光分析、オージェ電子分光分析等の原理と応用について説明できる。
第2回 X線構造解析 X線構造解析の利用方法を説明できる。
第3回 質量分析 質量分析のスペクトルおよび関連する情報から化合物の同定ができる。
第4回 クロマトグラフィー クロマトグラフィーの原理を説明でき、目的に応じて適切な固定相と移動相を選べるようになる。
第5回 電気化学分析 電気化学法に基づく分析法の基礎と生体・無機材料分析への応用について説明できる。
第6回 核磁気共鳴分光法 核磁気共鳴(NMR)分光法の基礎原理と使用法を説明できる。
第7回 赤外・ラマン分光 振動分光法の原理と応用を説明できる。
第8回 まとめ、および、試験 各種分析方法を説明できる。

教科書

なし

参考書、講義資料等

各担当教員が指定するもの

成績評価の基準及び方法

毎回の演習(50%)とレポート課題(50%)

関連する科目

  • CAP.B201 : 応用化学実験第一a/b
  • CAP.B202 : 応用化学実験第一b/a
  • CAP.B203 : 応用化学実験第二a/b
  • CAP.B204 : 応用化学実験第二b/a
  • CAP.B305 : 応用化学実験第三

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない

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