2018年度 上級有機化学第五(医農薬化学)   Advanced Organic Chemistry V (Drug Design and Synthesis)

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開講元
応用化学系
担当教員名
三上 幸一  豊原 潤  石原 一彰  富田 泰輔 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
CAP.A335
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

[講義の概要]本講義では、有機化学上級第一から第四を履修してきた学生を対象に、医農薬の開発さらにそのための反応開発の重要性について解説します。
[講義のねらい]立体化学は生物活性を理解する上で重要であり、様々な有機化合物の作用機構を解析するために必要不可欠です。本講義ではまず、分子の対掌性から光学活性化合物の生理活性、続いて医農薬の開発のための立体選択的反応開発についても理解する。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
(1)医農薬の重要性を説明できる。
(2)生理活性化合物の分子設計について説明できる。
(3)生理活性化合物合成のための立体選択的合成反応の開発について説明できる。

キーワード

医薬、農薬、光学活性、生理活性、立体選択的合成反応、生理活性発現機構

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義は、(1)立体選択的合成反応の開発と生理活性分子合成、(2)分子プローブ開発と創薬標的の探索、(3)天然物とバイオプローブ開発、(4)分子生物学と臨床医学、の順番で進める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 光学活性と生理活性 光学活性と生理活性の関係について説明できるよ うになる。
第2回 立体選択的合成反応の開発と生理活性分子合成 立体選択的合成反応の開発の重要性について説明できる。
第3回 プローブ開発と創薬標的探索 創薬標的の探索のためのプローブ開発の重要性を理解する。
第4回 創薬標的タンパク質探索と阻害活性 創薬の標的となるタンパク質の探索と阻害薬に基づく創薬の重要性を理解する。
第5回 天然化合物とバイオプローブ 天然化合物とそれに基づいたバイオプローブの有用性を理解する。
第6回 ケミカルバイオロジー 新たな潮流であるケミカルバイオロジー(有機化学と生物学の融合領域)を理解する。
第7回 分子生物学 分子生物学の医薬品開発における重要性を理解する。
第8回 臨床医学 臨床医学の医薬品開発における重要性を理解する。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

特になし

成績評価の基準及び方法

理解度確認のための演習(85%)、授業参加度(15%)

関連する科目

  • CAP.A231 : 有機化学上級第一(有機反応化学)
  • CAP.A332 : 有機化学上級第二(有機反応化学)
  • CAP.A333 : 有機化学上級第三(構造機能化学)
  • CAP.A334 : 有機化学上級第四(有機合成化学)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件は設けないが、有機化学上級第一から第四を履修していることが望ましい。

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