2018年度 エネルギー・資源変換化学第一(炭化水素変換)   Energy and Resource Conversion Chemistry I (Hydrocarbon Conversion)

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開講元
応用化学系
担当教員名
岡本 昌樹  山中 一郎 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金1-2(S422)  
クラス
-
科目コード
CAP.A351
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
2018年7月26日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 [講義の概要]本講義では,物理化学,無機化学,有機化学などの基礎的化学の知識を基礎に発展的化学の一つであるエネルギー・資源変換化学について教授する.
 [講義のねらい]環境保全が重要視され,化石資源以外のバイオマスや燃料としての水素が注目されている.一方で,これまで用いられてきた化石資源も今後も他の資源とのバランスで使用し続ける必要がある.これらがどのように利用され,燃料を含む有用な化学物質に変換されているかを,触媒化学を中心とした化学反応と製造システムを含めた化学技術を通して説明できる能力を養う.

到達目標

 本講義を履修することによって次の能力を修得する.
(1)様々な資源から炭素変換を通して,エネルギーの元となる燃料や有用な化学物質に変換する化学反応および機構について説明できる.
(2)化学工業におけるエネルギー・資源変換に関わる化学技術について説明できる.
(3)化学工業においてエネルギーや資源の変換がどのような役割を果たしているかを説明できる.

キーワード

石油精製,石油化学,バイオマス,水素,天然ガス,シェールガス,石炭

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

現在主に用いられているエネルギー源,資源からこれから中心となる天然ガスやシェールガス,バイオマスの順番で進める.最終回に,理解度確認のための演習と解説を実施する.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 炭素資源 様々な炭素資源について説明できる.
第2回 石油精製 石油精製の方法を説明できる.
第3回 原油からの液体燃料の製造 原油からの液体燃料の製造法を説明できる.
第4回 石油化学 石油化学工業について説明できる.
第5回 天然ガス,シェールガス 天然ガス,シェールガスの利用法について説明できる.
第6回 水素の製造 水素の製造法について説明できる.
第7回 バイオマス変換,バイオ燃料 バイオマスから燃料や化学物質への変換を説明できる.
第8回 理解度確認のための演習と解説 第1~7回の講義内容を正確に理解し,演習 問題に解答できる.

教科書

新・有機資源化学,平野 勝巳ら著,三共出版,ISBN-13: 978-4782706619

参考書、講義資料等

新しい工業化学,足立吟也ら著,化学同人,ISBN-13: 978-4759809558
工業有機化学,K. Weissermel,H.-J. Arpe,東京化学同人,ISBN-13: 978-4807906055

成績評価の基準及び方法

理解度確認のための演習(85%)、授業参加度(15%)(授業参加度は授業での小テストなどにより算出する)

関連する科目

  • CAP.A352 : エネルギー・資源変換化学第二(化学エネルギー変換)
  • CAP.A353 : エネルギー・資源変換化学第三(光エネルギー変換)
  • CAP.A354 : 触媒プロセス化学第一(不均一系)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件は設けない.

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

岡本昌樹(okamoto[at]cap.mac.titech.ac.jp)

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