2016年度 先進高分子科学第二   Advances and Applications in Polymer Science II

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開講元
応用化学系
担当教員名
小坂田 耕太郎  竹内 大介 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金1-2(H102)  
クラス
-
科目コード
CAP.P372
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

[講義の概要] 本講義では、不均一系および均一系金属触媒によるオレフィン類の重合による高分子合成について、最低限の基礎知識、概念の修得と、重合触媒と生成する高分子との関係について理解することを目的とします。具体的な講義項目は、均一系および不均一系触媒によるオレフィン類の重合、触媒の構造と立体規則性、金属重合触媒の工業的応用です。また、本系以外の学生には、高分子科学群に関連する基礎知識と最先端技術を学ぶ機会を提供することを目的とします。
[講義のねらい] ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンのほとんどは、金属触媒によるオレフィン類の重合により合成されています。本講義では、不均一系および均一系金属触媒によるオレフィン類の重合の基礎について取り上げるとともに、実際に工業的にどのように活かされているかについて紹介します。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
(1) 金属触媒によるオレフィン重合の基礎について説明できる。
(2) 不均一系金属触媒と均一系金属触媒のそれぞれの特徴を説明できる。
(3) 金属触媒の構造と生成する高分子の立体規則性の関係について説明できる。

キーワード

ポリオレフィン、重合触媒、不均一系触媒、均一系触媒、Ziegler-Natta 触媒、メタロセン触媒、立体規則性、メタセシス重合

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の講義の前半で,復習を兼ねて前回の演習問題の解答を解説する。講義の後半で,その日の教授内容に関する演習問題に取り組む。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 オレフィン重合触媒の基礎 オレフィンの重合反応の特徴、金属触媒によるオレフィン重合の基礎について説明できる
第2回 オレフィン重合の素反応と生成ポリマーの分子量・分子量分布 オレフィンの重合反応の素反応と生成ポリマーの分子量と分子量分布に与える影響について説明できる
第3回 オレフィン重合における立体規則性 ポリオレフィンの立体構造、オレフィン重合における立体規則性の発現機構について説明できる
第4回 不均一系重合触媒 不均一系重合触媒の特徴と、立体規則性の発現機構について説明できる
第5回 均一系重合触媒 均一系重合触媒の特徴と、触媒機構について説明できる
第6回 均一系重合触媒による立体規則性重合 均一系触媒によるオレフィン重合における立体規則性発現機構について説明できる
第7回 均一系重合触媒による炭化水素系モノマーの重合 均一系触媒による様々な炭化水素系モノマーの重合の特徴について説明できる
第8回 メタセシス重合 メタセシス重合の基礎と特徴について説明できる

教科書

特になし

参考書、講義資料等

“応用化学シリーズ 6.触媒化学”上松敬禧 他 著 朝倉書店
“高分子基礎科学2、精密重合II”中健介 編 共立出版

成績評価の基準及び方法

理解度を演習(50%)およびテスト(50%)にて評価する。

関連する科目

  • CAP.P371 : 先進高分子科学第一

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

その他

特になし

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