2016年度 先進化学工学第二   Advances and Applications in Chemical Engineering II

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開講元
応用化学系
担当教員名
関 宏也  脇 慶子 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火1-2(S422)  
クラス
-
科目コード
CAP.C323
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

[講義の概要] 本講義では、化学工学の基礎である熱力学、エネルギー操作、反応工学などで学んだ知識を復習することと共に、現代社会を取り巻く問題を包括的に捉え、その出口を見つけるためには化学工学がどのように役立ち、応用できるかを、実例を通して理解することを目標とする。また、本系以外の学生には、化学工学科目群に関連する基礎知識と最先端技術を学ぶ機会を提供することを目的とする。
[講義のねらい] 低炭素社会を実現させるための資源・エネルギーの有効利用、リサイクルはどのようなものかを化学工学の視点から深く考察する。さらに,資源・エネルギーの有効利用を実現するために,個々のプロセスユニットでどのような技術革新や発展がなされてきたかについて学ぶ。

到達目標

本講義を受講することによって
1)資源・エネルギーの有効利用、リサイクル技術の現状を知ることで、化学工学がどのように応用されているかを理解する
2)資源・エネルギーの有効利用を実現する1つのアプローチとして,プロセス強化について理解する.

キーワード

資源・エネルギー、有効利用、リサイクル、プロセス強化

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

適宜資料を配布して講義を進める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 資源・エネルギーの有効利用、リサイクル 資源を利用する種々のエネルギー変換技術の効率や特徴、リサイルの重要性を理解する
第2回 材料のリサイクルプロセスの実例 アルミナなど身近な材料のリサイルプロセスを通してマテリアル・エネルギーバランスを実習する
第3回 廃棄物の資源化・エネルギー化技術 廃棄物のガス化プロセスなどの課題を理解する
第4回 太陽電池の作製プロセスとリサイクル技術開発の現状 実用化されている太陽電池の作製プロセスとそのリサイル技術の開発状況を理解する
第5回 プロセス強化の定義と基本的な考え方 プロセス強化の定義と基本的な考え方を理解する
第6回 反応プロセスにおけるプロセス強化 反応プロセス分野におけるプロセス強化の例について理解する
第7回 分離プロセスにおけるプロセス強化 分離プロセス分野におけるプロセス強化の例について理解する
第8回 プロセス強化の将来展望 プロセス強化の今後の課題について理解する

教科書

必要に応じて講義資料を配布する。

参考書、講義資料等

化学工学会編/小島紀徳/曽根邦彦 『環境プロセスエンジニアリング』 丸善,ISBN: 978-4621076809

成績評価の基準及び方法

化学工学の資源・エネルギー・リサイクル分野への活用について、理解度を評価する。レポート(50%), 小演習(50%)で成績を評価する。また,プロセス強化の理解度についてレポートにより評価する.

関連する科目

  • CAP.C204 : 化工熱力学
  • CAP.C211 : エネルギー操作
  • CAP.C212 : 分離操作
  • CAP.C315 : 先進化学工学第一
  • CAP.C341 : ケミカルエンジニアリングトピックス

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない。

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