2016年度 先進物理化学第二   Advances and Applications in Physical Chemistry II

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開講元
応用化学系
担当教員名
宍戸 厚  和田 裕之 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金7-8(S422)  
クラス
-
科目コード
CAP.A367
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

[講義の概要]本講義では、実際の化学実験の際に重要となる各種分析手法に関して物理化学的観点から説明する。また、本コース以外の学生には、物理化学を十分に理解していない初学者にも分かりやすいように基礎的な事項の復習を含め平易に解説し、応用化学に関連する諸分野の最先端研究に触れる機会を提供することを目的とする。物理化学の基礎的知識を基に,実際的な分析手法へ展開される原理として説明する。先進物理化学第一と併せて、主に、物理化学の教科書として広く使用されている「アトキンス物理化学」の下巻の前半を取り扱う。
[講義のねらい]物理化学の知識は、有機化学でも無機化学でも重要である。また、分析手法の原理を知ることにより高度に進化した分析装置のデータ解析がスムーズに進められるようになる。応用化学分野の研究遂行において強力なツールとなる分析手法の原理と実際を物理化学の知識と結びつけて理解することにより,的確な研究実験技術の習得に役立ててほしい。本講義では、分子分光分析、および、高分子や固体の分析に関して深く学ぶ。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
(1) 分子分光分析法の原理と応用に関して説明できる。
(2) 高分子の分析法の原理と応用に関して説明できる。
(3) 固体の分析法の原理と応用に関して説明できる。

キーワード

紫外可視吸収,赤外吸収、ラマン散乱、核磁気共鳴,高分子、固体

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の講義の前半で,復習を兼ねて前回の演習問題の解答を解説する。講義の後半で,その日の教授内容に関する演習問題に取り組む。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 物理化学概論 分光分析で用いる物理化学の基礎知識を説明できる。
第2回 回転スペクトルと振動スペクトル 教科書13章の回転スペクトルと振動スペクトルについて説明できる。
第3回 電子遷移 教科書14章の電子遷移について説明できる。
第4回 磁気共鳴 教科書15章の磁気共鳴について説明できる。
第5回 高分子と分子集団1 教科書19章の高分子と分子集団1について説明できる。
第6回 高分子と分子集団2 教科書19章の高分子と分子集団2について説明できる。
第7回 固体1 教科書20章の固体1について説明できる。
第8回 固体2 教科書20章の固体2について説明できる。

教科書

『アトキンス物理化学(下)』第8版 東京化学同人, ISBN-13: 978-4-8079-0696-3 (13~15、19、20章)

参考書、講義資料等

特になし

成績評価の基準及び方法

理解度をレポート(60%)および演習(40%)にて評価する。

関連する科目

  • CAP.A366 : 先進物理化学第一
  • CAP.B226 : 量子化学第一(基礎)
  • CAP.B227 : 量子化学第二(発展)
  • CAP.B219 : 物理化学(分子運動論)
  • CAP.B216 : 物理化学第一(熱力学法則)
  • CAP.B217 : 物理化学第二(化学平衡)
  • CAP.B218 : 物理化学第三(反応速度論)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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