2017年度 微粒子工学特論   Advanced Course of Fine-Particle Engineering

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
材料コース
担当教員名
宮内 雅浩 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火3-4(S7-201)  金3-4(S7-201)  
クラス
-
科目コード
MAT.C409
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2017年3月17日
講義資料更新日
2017年11月7日
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

微粒子のサイズによる量子効果,微粒子の形状による特異な物性を理解する。また、微粒子を用いた応用(環境・エネルギー分野)の最前線を理解する。更に、微粒子にまつわる特許の事例を勉強し、履修者自らが強い特許明細書を書けるよう指導する。

到達目標

微粒子の物性や特性について,量子サイズ効果等の量子力学・固体物理学の視点で理解する.微粒子技術の環境・エネルギー分野での応用例も理解する。更に将来の技術者リーダーとして必要な素養の一つである強い特許明細書の書き方を習得する。

キーワード

微粒子、量子ドット、ナノチューブ、環境、エネルギー、特許

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義では基礎的、応用的内容について解説する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 微粒子の形状と物性 1 「半導体ナノ粒子の物性」 固体物理をベースに半導体ナノ粒子の特性について解説する。
第2回 微粒子の形状と物性 2 「量子ドット,プラズモン」 量子ドット、プラズモン材料について解説する。
第3回 微粒子の形状と物性 3 「ナノチューブ,ナノシート材料」 ナノチューブやナノシート材料の特徴や応用について解説する。
第4回 微粒子環境浄化材料 環境浄化に用いられる微粒子技術について解説する。
第5回 微粒子エネルギー材料 1 「再生可能エネルギー」 微粒子工学をベースにした再生可能エネルギー技術について解説する。
第6回 微粒子エネルギー材料 2 「再生可能エネルギー」 微粒子工学をベースにした再生可能エネルギー技術について引き続き解説する。
第7回 特許と技術開発 微粒子に関連する特許と技術開発について解説する。強い特許明細書の書き方について解説する。課題演習の内容を示す。
第8回 ナノ構造と界面、電気化学 1 ナノ構造と界面が電子移動に果たす役割を解説する。
第9回 ナノ構造と界面、電気化学 2 ナノ構造と界面が電子移動に果たす役割を引き続き解説する。
第10回 企業における微粒子研究開発 1 企業における微粒子技術の最前線、研究例を述べる。
第11回 企業における微粒子研究開発 2 企業における微粒子技術の最前線、研究例を引き続き解説する。
第12回 課題演習 口頭発表1 課題に対して口頭発表する。課題は第7回授業で周知する。
第13回 課題演習 口頭発表2 課題に対して口頭発表する。課題は第7回授業で周知する。
第14回 課題演習 口頭発表3 課題に対して口頭発表する。課題は第7回授業で周知する。
第15回 まとめ これまでの内容をまとめて解説する。

教科書

授業中にテキストを配布ないしWebにテキストをアップロードする

参考書、講義資料等

社会環境マテリアル(坂井ら著,技術書院),Inorganic and Metallic Nanotubular Materials(宮内ら著,Springer),身近なナノテク酸化チタン・酸化亜鉛を知る(宮内ら著,日経BP社)

成績評価の基準及び方法

課題演習とレポート課題で評価する.

関連する科目

  • MAT.C313 : 界面化学
  • MAT.C314 : 環境の科学
  • MAT.C305 : 半導体材料及びデバイス

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修条件は特に設けないが,関連する科目を履修していることが望ましい。

このページのトップへ