2016年度 ソフトマテリアル機能   Soft Materials Function

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開講元
材料コース
担当教員名
道信 剛志 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月7-8(S8-623)  
クラス
-
科目コード
MAT.P414
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

有機高分子材料は,次世代の産業を支える重要なソフトマテリアルです。本講義では,有機半導体高分子について歴史的経緯から環境負荷が低い合成法まで幅広く概説し,それらを用いた薄膜トランジスターや有機太陽電池の特性を詳細に説明します。また,機能性高分子を迅速かつ簡便に合成するという観点からクリックケミストリーという概念が注目されています。クリックケミストリーに分類される化学反応を紹介し,それらを用いた高分子合成とその機能について解説します。

到達目標

【到達目標】 本講義を履修することによって,有機半導体高分子およびソフトマテリアルの基礎を習得し,有機デバイスに応用するための機能性高分子材料の設計および評価方法を習得することを到達目標とします。
【テーマ】 本講義では,金属触媒によるクロスカップリング反応を利用した共役系高分子の合成法とクリックケミストリーを利用した機能性高分子の合成法を習得し,それらを有機デバイスへ応用するための基礎を築くことを目的とします。有機半導体高分子から成る薄膜トランジスターや有機薄膜太陽電池の動作機構を学ぶと共に,クリックケミストリーで合成した高分子の機能評価法を身につけます。

キーワード

有機半導体、高分子合成、電子デバイス、光デバイス、クリックケミストリー

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各講義の2/3は基礎的内容について、残る1/3は発展的応用的内容についての解説に充てる。講義内容の確実な理解と応用力を養うために、講義内容に関連した文献調査を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 有機半導体高分子の特徴 有機半導体高分子の特徴を理解し、実用的な応用について説明できるようになる
第2回 有機半導体高分子の合成 有機半導体高分子の開発の歴史と最新の合成手法について説明できるようになる
第3回 有機半導体高分子を用いた電子デバイス 有機半導体高分子を用いた電子デバイスについて説明できるようになる
第4回 有機半導体高分子を用いた光機能デバイス 有機半導体高分子を用いた光機能デバイスについて説明できるようになる
第5回 クリックケミストリーとは クリックケミストリーの概念と最新の研究分野を理解できるようになる
第6回 クリックケミストリーを用いた高分子合成 クリックケミストリーを用いた高分子の合成法について説明できるようになる
第7回 クリックケミストリーで合成した高分子の機能 クリックケミストリーで合成した高分子の機能性について説明できるようになる
第8回 機能性材料におけるクリックケミストリーの応用 クリックケミストリーを機能性材料の創製に応用できるようになる

教科書

特になし

参考書、講義資料等

資料を配布する

成績評価の基準及び方法

有機半導体高分子や機能性高分子の合成法及び高分子材料の機能に関する理解度を評価する。期末試験(50%),レポート(50%)で成績を評価する。

関連する科目

  • MAT.P411 : ソフトマテリアル化学-I
  • MAT.P412 : ソフトマテリアル化学-II
  • MAT.P413 : 有機材料機能化学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

michinobu.t.aa[at]m.titech.ac.jp

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