2019年度 ナノ材料計測 b   Characterization of Nanomaterials b

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開講元
材料コース
担当教員名
中村 吉男  史 蹟 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
清華大  
クラス
b
科目コード
MAT.M402
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

【概要】ナノ材料の特性はナノサイズの構造に大きく依存するため、高い空間分解能を持つ計測手法は必要不可欠です。今日のナノ材料の発展にともない、ナノ計測手法も日々進化しています。それらの計測手法には、多くの種類・応用法があり、材料の種類や知りたい情報によって使用法は大きく異なってきます。適切な計測手法を選択するためには、その手法をよく理解していることが重要です。本講義では、ナノ材料計測手法を、具体例を通して学習していきます。
【ねらい】前半では、電子顕微鏡法や粒子・チューブなどの低次元ナノ材料、後半では分光法や2次元・3次元ナノ材料、分子機械などに関するナノ材料とその計測手法を学習することを目標とします。

到達目標

【到達目標】本講義を履修することによって、ナノ材料研究において、特に構造測定に用いられる計測技術を理解すること、材料に応じて適切な手法を選択できるようになることを目標とする。測定手法の基礎的な知識だけでなく、実際にどのような材料に応用されているかを、実例を通じてに学習していきます。
【テーマ】本講義では、各種電子顕微鏡法、回折手法、分光法を理解して、材料評価における測定手法の手法選択、データ解釈を適切に行うことができるようになることを目的としています。

キーワード

ナノ材料、ナノ粒子、ナノシート、分子機械、電子顕微鏡、走査プローブ顕微鏡、回折、分光法

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の授業で出席をとります。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 顕微鏡法と回折 イメージングと回折の基礎を復習する。
第2回 透過電子顕微鏡 透過型電子顕微鏡の原理と基礎を解説する。
第3回 走査透過電子顕微鏡 走査型透過電子顕微鏡の原理と基礎を解説する。
第4回 走査電子顕微鏡 走査型電子顕微鏡の原理と基礎を解説する。
第5回 0次元ナノ材料:ナノ粒子の観察 ゼロ次元材料の構造観察を主体に解説する。
第6回 0次元ナノ材料:磁性ナノ粒子・ナノ結晶の特性評価 磁性ナノ粒子等、機能性粒子について紹介する。
第7回 1次元ナノ材料:ナノチューブ・ナノワイアの観察 1次元ナノ材料の観察例を示す。
第8回 プローブ顕微鏡とナノ表面構造・機能の観察 SPMを用いた表面観察手法について解説する。
第9回 2次元材料:ナノシート・グラフェンの観察 2次元ナノ材料の観察例を示す。
第10回 2次元材料:ナノシートの特性評価 2次元ナノ材料の構造とその特性について講述
第11回 3次元材料:バルクナノ材料の構造解析 3次元バルクナノ材料の構造とその構造解析について講述
第12回 3次元材料:バルクナノ材料の特性評価 3次元バルクナノ材料の特性解析について講述
第13回 分光法と核磁気共鳴法 ナノ材料の分光法と核磁気共鳴法について講述
第14回 分子機械:ナノ構造と機械的システム制御 ナノマシンの概念と機械的システム制御について講述
第15回 分子機械:分光法と計測技術 ナノマシンの分光法と計測技術による制御と観察について講述

教科書

未定

参考書、講義資料等

授業で配布する資料など

成績評価の基準及び方法

各回の演習で成績を評価する。

関連する科目

  • MAT.M301 : 金属材料解析

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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三宮(sannomiya.t.aa[at]m.titech.ac.jp)

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