2017年度 ソフトマテリアル   Soft Materials

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開講元
材料コース
担当教員名
中嶋 健  淺井 茂雄 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
-
クラス
-
科目コード
MAT.P483
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2017年10月23日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

本講義は東工大-清華大学修士共同プログラムのための授業で、講義は北京の清華大学において行われる。講義では、ソフトマテリアルに関連する基礎的な概念を扱う。年度により担当教員と扱う題材が変更されることにより、シラバスの内容も毎年改訂される。

到達目標

この講義により、学生は次に述べる能力を得ることが期待される。
1)広角X線回折及び小角X線散乱による結晶性高分子の構造解析の方法について説明できること。
2)原子間力顕微鏡を用いた高分子の力学物性計測について説明できること。

キーワード

広角X線回折、小角X線散乱、結晶性高分子の構造解析、原子間力顕微鏡、エントロピー弾性、ゴム弾性、複合材料

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

授業は、X線を利用した結晶性高分子の構造解析に関する講義に引き続いて、原子間力顕微鏡による高分子の力学物性計測に関する内容を扱う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 X線回折の基礎理論 X線回折の基礎理論の説明ができる
第2回 広角X線回折の測定法 広角X線回折の測定法の説明ができる
第3回 広角X線回折による高分子の結晶サイズ及び結晶化度の解析法 広角X線回折による高分子の結晶サイズ及び結晶化度の解析法の説明ができる
第4回 広角X線回折による高分子の結晶配向の解析法 広角X線回折による高分子の結晶配向の解析法の説明ができる
第5回 小角X線散乱の散乱理論及び測定法 小角X線散乱の散乱理論及び測定法の説明ができる
第6回 一次元相関関数による高分子の結晶高次構造解析 一次元相関関数による高分子の結晶高次構造解析の説明ができる
第7回 小角X線散乱による比表面積及び界面厚の解析法 小角X線散乱による比表面積及び界面厚の解析法の説明ができる
第8回 原子間力顕微鏡の基礎 原子間力顕微鏡の基礎の説明ができる
第9回 原子間力顕微鏡によるナノ力学物性計測 原子間力顕微鏡によるナノ力学物性計測の説明ができる
第10回 高分子一本鎖のナノメカニクス 高分子一本鎖のナノメカニクスとその理論的背景について説明できる
第11回 ゴム弾性のナノメカニクス ゴム弾性のナノメカニクスについて説明できる
第12回 ゴムの補強のナノメカニクス ゴムの補強のナノメカニクスについて説明できる
第13回 高分子アロイのナノメカニクス 高分子アロイのナノメカニクスについて説明できる
第14回 ナノ粘弾性計測 原子間力顕微鏡によるナノ粘弾性計測について説明できる
第15回 理解度確認のための演習と解説 第1〜14回の講義内容を正確に理解し、演習問題に解答できる

教科書

特に指定しない

参考書、講義資料等

必要な資料はOCW-iにより配布する

成績評価の基準及び方法

理解度確認のための演習(90%)、授業参加度(10%)(授業参加度は授業での討論、小テストなどにより算出する)

関連する科目

  • ZSH.P403 : Advanced Course in Surface Properties of Organic Materials A
  • MAT.P401 : 有機光学材料物理
  • CAP.P411 : 高分子合成特論第一
  • CAP.P412 : 高分子合成特論第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特に指定はないが、関連する項目を受講していることがのぞましい

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