2016年度 金属の相変態と組織制御   Phase Transformation and Microstructure Control

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
材料コース
担当教員名
細田 秀樹  稲邑 朋也 
授業形態
講義
メディア利用
 
曜日・時限(講義室)
月1-2(J234)  木1-2(J234)  
クラス
-
科目コード
MAT.M411
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

第7回までの前半部では,金属の性質と結晶構造(相),欠陥構造(点欠陥や転位など)の関係を学びます.さらに相変化の熱力学と状態図について学び,状態図と組織の関係に関する基礎を学びます.第8回からの後半部分では,単相における,変形や加熱によって生じる組織変化について学びます.変形組織の階層構造,変形集合組織,回復・再結晶の素過程を基に,加工熱処理による組織変化の基礎を学びます.
 金属材料の性質を決定する相(結晶構造)と組織の制御に関する基礎原理を理解することが本講義のねらいです.また前半・後半共に演習問題を課して理解度を高めます.

到達目標

本講義を履修することによって,金属材料の特性を決定する「相」と「組織」を制御するための基礎学理を身につけることができます.相平衡,回復・再結晶の基礎を理解し,加工熱処理によって材質を制御するための基本的な考え方を理解することを目標とします.
本講義の前半では,多元系における状態図と相平衡,原子配列,欠陥構造と力学特性・機能性に関する基礎を講じ,相安定性,相と特性の関係を理解します.後半では,回復・再結晶・集合組織に関する基礎を講じ,加工熱処理時における組織の発達過程と支配因子を理解します.

キーワード

原子間相互作用,結晶構造,欠陥構造,相平衡,状態図,変形組織,回復,再結晶,集合組織,加工熱処理

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

1) 講義の後半で,その日の教授内容に関する演習問題に取り組んでもらいます.
2) 毎回の授業で出席を取ります.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 原子間相互作用と結晶構造 原子間相互作用,結晶構造,および物性の関係について理解
第2回 結晶構造,原子寸法,金属間化合物 金属の結晶構造と原子配置について理解
第3回 平衡状態と2元系状態図 平衡状態の定義,二元状態図の理解
第4回 状態図と金属組織 平衡状態の定義と2元状態図の基礎を確認
第5回 金属結晶における欠陥構造 点欠陥と転位の基礎について理解
第6回 金属の結晶構造と力学的性質(fcc, bcc) 金属の格子欠陥について確認
第7回 金属の結晶構造と力学的性質(金属間化合物) 金属の格子欠陥について確認
第8回 粒界の構造とエネルギー 粒界の定義を理解
第9回 低角粒界・高角粒界の易動度 粒界の定義
第10回 金属の変形組織と蓄積エネルギー 変形組織の階層構造を理解
第11回 回復と一次再結晶の経験則と速度論 回復と一次再結晶の定義を理解
第12回 粒成長,反応の連続・不連続性 反応の連続性を決める因子を理解
第13回 集合組織の表記法と測定法 集合組織の表記法を習得する
第14回 変形集合組織 集合組織の表記法jについて確認
第15回 再結晶集合組織 集合組織の表記法jについて確認

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

指定なし

成績評価の基準及び方法

1) 状態図とギブスエネルギーに基づく相安定性,結晶構造・欠陥構造と力学特性の関係,回復・再結晶の素過程,集合組織の発達過程に対する理解によって評価する.
2) 講義中の演習(50%)ならびにレポート(50%)で成績を評価する.
3) 全出席が原則である.

関連する科目

  • MAT.M409 : 相平衡の熱力学
  • MAT.M410 : 固体の変形と強度

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

細田秀樹 hosoda.h.aa[at]m.titech.ac.jp
稲邑朋也 inamura.t.aa[at]m.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前予約すること

このページのトップへ