2023年度 原子力プラントサイバーセキュリティ実習   Nuclear Plant Cyber Security Exercise

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開講元
原子核工学コース
担当教員名
相樂 洋  韓 治暎  松浦 知史  福井 俊樹 
授業形態
演習    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等 (原講571, North 2-571)  
クラス
-
科目コード
NCL.O608
単位数
1
開講年度
2023年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2023年9月13日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

原子力プラントの核セキュリティにおいて重要な、サイバーセキュリティと対策、事象発生時の影響と対応について、座学、机上演習、模擬サイバーインシデントへの対応実習を行う。サイバーセキュリティの基礎と規制を座学により講義した上で、原子力発電所向けサイバーインシデント対応演習を外部施設(三菱重工)を活用して実施する。

到達目標

原子力プラントにおけるサイバーセキュリティの重要性を理解し、サイバーインシデント発生時の対応策の基本的な考え方を実践的に身に着ける。

実務経験のある教員等による授業科目等

該当する 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容)
核不拡散・核セキュリティの専門家であり国際機関と連携し実務経験を有する相楽准教授、本学における学術情報センター教授であり東工大CERT統括責任者である松浦知史教授、三菱重工において長年にわたり原子力プラントサイバーセキュリティを担当している福井俊樹氏が講師となっている。

キーワード

サイバーセキュリティ、原子力プラント、シミュレータ実習、

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

8月後半の3日間、三菱重工(神戸市)施設を使った集中開催を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 サイバーインシデントの現状とサイバーセキュリティ対策の必要性 サイバーインシデントの現状とサイバーセキュリティ対策の必要性を説明できる
第2回 原子力施設情報システムセキュリティと規制 原子力施設情報システムセキュリティと規制を説明できる
第3回 情報システムと制御システム 情報システムと制御システムを説明できる
第4回 制御システムセキュリティ 制御システムセキュリティを説明できる
第5回 サイバーインシデント検知・対応・復旧演習 サイバーインシデント検知・対応・復旧の演習を通じて実践的に理解し説明できる
第6回 原子炉運転シミュレータを用いた模擬演習(1) 原子炉運転シミュレータを用いた模擬演習を通じて実践的に理解し説明できる
第7回 原子炉運転シミュレータを用いた模擬演習(2) 原子炉運転シミュレータを用いた模擬演習を通じて実践的に理解し説明できる

教科書

特定の教科書は使用しない。

参考書、講義資料等

参考図書は講義の中でお知らせする。

成績評価の基準及び方法

実習参加時の積極性や参加度合、実習時の発表、事後レポートにより評価する。

関連する科目

  • NCL.N407 : 原子力システム安全工学
  • NCL.O401 : 核不拡散・核セキュリティ学概論
  • NCL.O609 : 原子力プラントフィジカルセキュリティ実習
  • NCL.N410 : 原子炉物理・放射線計測・核セキュリティ実験
  • NCL.O610 : 原子力災害対応実習

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

外部施設を使用するため、人数制限有り。履修申告後に対象者には6月中に追って連絡する。

その他

原子力規制人材育成事業(ANSET-CP)の対象科目である。
http://www.zc.iir.titech.ac.jp/anset-cp

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