2020年度 原子力関係法規   Acts and Regulations on Atomic Energy

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開講元
原子核工学コース
担当教員名
赤塚 洋  塚原 剛彦  松本 義久  林﨑 規託 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金3-4(Zoom)  
クラス
-
科目コード
NCL.F402
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

【講義の概要】
原子力および放射線に関する規制体系の基礎となる原子力の平和利用、歴史的経緯、国際動向などについて概説し、原子力基本法、核原料物質、核燃料物質および原子炉の規制に関する法律、同政令、規制、告示、 放射線障害防止の技術的基準に関する法律、同政令、規制、 その他の関連法規を講述する。
【講義のねらい】
原子核工学コースの学生として、最低限必要な原子力関連法規の基礎知識を身につけ、放射線・核燃料・原子炉関連の規制に対する対応能力を身につけていただく。

到達目標

原子力および放射線に関する規制体系について、我が国の関連法制がどの程度整備され、どのような課題を抱えているかを理解し、将来的に原子炉主任技術者または放射線取扱主任者として要求される知識を身に付ける。

キーワード

原子力および放射線に関する規制体系、原子力基本法、原子炉等規制法、放射線障害防止法、保障措置、核セキュリティ、および関連政令、省令、告示

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回、講義を実施する。偶数回講義で,前回および当日の教授内容に関する演習問題に取り組んでもらい、さらに自己採点の後、課題の解説を行います。各回の学習目標をよく読み,課題を予習・復習で行って下さい。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 総論(林崎規託) 原子力関係法規の体系と歴史的経緯、国際動向
第2回 保障措置、核セキュリティに関する諸法規(林崎規託) 国際規制物資に関連する保障措置、セキュリティ
第3回 原子力基本法、原子炉の規制のための諸法規(赤塚洋) 原子力基本法、関連政令、原子炉等規制法、関連政令、省令、諸規則を説明できる。
第4回 原子炉主任技術者に要求される知識の理解度の確認と解説(赤塚洋) 原子炉主任技術者試験問題の演習および解説、特に原子力法規を解いて、説明できる。
第5回 使用済み核燃料・放射性廃棄物処分に関する諸法規(塚原剛彦) 核原料および核燃料の規制、関連諸法規、放射性廃棄物処分の関連諸法規
第6回 サイクル施設関連法規、核燃料取扱主任者に要求される知識の理解度の確認と解説(塚原剛彦) 核燃料取扱主任者試験問題の演習および解説、特に原子力法規
第7回 放射性同位元素/放射線の規制と放射線障害防止に関する諸法規(許可・届出、施設の基準、使用・保管の基準等)、問題演習と解説(松本義久) 「放射性同位元素等の規制に関する法律」および関連法令 第1種放射線取扱主任者試験問題
第8回 放射性同位元素/放射線の規制と放射線障害防止に関する諸法規(運搬・廃棄の基準、測定・記帳、教育訓練・健康診断、放射線取扱主任者等)、特定放射性同位元素の防護、問題演習と解説(松本義久) 「放射性同位元素等の規制に関する法律」および関連法令 第1種放射線取扱主任者試験問題

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

とくになし

参考書、講義資料等

「2019年原子力規制関係法令集」 大成出版社
「わかりやすい原子力規制関係の法令の手引き」 広瀬研吉、大成出版社
「放射線概論」 柴田徳思 編、通商産業研究社
「第1種放射線取扱主任者試験問題集」 通商産業研究社

成績評価の基準及び方法

【成績評価】 各担当教員が指示する課題、期末レポートによる。

関連する科目

  • NCL.F401 : 原子力開発と倫理
  • NCL.B401 : 放射線生物学・医学
  • NCL.N407 : 原子力安全工学
  • NCL.N409 : 原子力システム工学
  • NCL.C402 : 放射性廃棄物処分工学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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