2020年度 化工物性解析   Physico-Chemical Property Analysis in Chemical Engineering

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開講元
応用化学コース
担当教員名
谷口 泉 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金3-4(Zoom)  
クラス
-
科目コード
CAP.C432
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

【講義の概要】化学プロセスにおける反応操作や分離操作での運転操作の最適化,設計を行う上では,取り扱う混合系,条件における輸送物性の把握が必要となります.また,近年のナノ材料の開発に伴い,創製された粉体粒子の物性の把握も材料プロセスの開発において重要となります.本講義では,このような化学プロセスで取り扱われる輸送物性,粉体粒子の物性評価における基礎・理論について講義,演習を行います.
【講義のねらい】化学プロセスや粉体工学で取り扱われる物性について,基礎・理論を理解するのみならず,輸送物性ならびに粉体の基礎物性に関する理論モデルを利用した物性推算に関する演習を行うことで,理論モデルの原理・特徴を学びます.

到達目標

【到達目標】 本講義を履修することにより,輸送物性に関する理論モデルの原理・特徴,ならびに粉体の基礎物性の評価法を理解・把握することを到達目標とします.

キーワード

輸送物性,粉体特性,表面特性

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義形式で行います。講義の後半で、その日の講義内容に関する演習問題に取り組んでもらいます。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 気体分子運動論 気体分子運動論による分子の平均速度および平均自由行程の導出
第2回 2成分系拡散係数の推算法 気相、液相の2成分系拡散係数の推算法の理解
第3回 純物質および多成分系の粘度 気相および液相における粘度の推算法の理解
第4回 純物質および多成分系の熱伝導度 気体、液体固体における熱伝導度の推算法の理解
第5回 粉体の物性1:粒子径,粒子形状,粒子密度 粉体基礎物性の定義の理解
第6回 粉体の物性2:粒子径分布の測定 固体表面の表面エネルギーの理解
第7回 粉体の物性3:比表面積および細孔径分布 比表面積および細孔径分布の測定原理の理解
第8回 期末試験

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

講義において配布する資料を使用します.

成績評価の基準及び方法

輸送物性に関する理論解析手法,および粉体の基礎物性・評価法に関する理解度を評価する.試験,演習,レポート等で成績を評価する。

関連する科目

  • CAP.C311 : 粒子・流体操作
  • CAP.C204 : 化工熱力学
  • CAP.C212 : 分離操作
  • CAP.C541 : ナノプロセス特論
  • CAP.C532 : 特殊場プロセス特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない.

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

itaniguc[at]chemeng.titech.ac.jp: 谷口 泉

オフィスアワー

メールで事前予約すること.

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