2023年度 有機材料合成化学A   Organic Synthetic Chemistry A

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開講元
材料系
担当教員名
相良 剛光 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金5-6(S8-102)  
クラス
-
科目コード
MAT.P314
単位数
1
開講年度
2023年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2023年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

有機高分子の特徴や構造、有機⾼分⼦合成化学および重合反応論の基礎を概説します。本講義で扱う高分子合成では、主にラジカル重合に焦点を当て、ラジカル重合の素反応や速度論、重合法、モノマーの反応性の違いなどを説明します。

到達目標

有機高分子に関する基礎知識を習得し、ラジカル重合における素反応やモノマーの反応性, 速度論, そして重合法に関して理解することを到達目標とします。

キーワード

⾼分⼦,有機化学,ラジカル重合,速度論,分⼦量分布,共重合,リビング重合,⽴体規則性

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の講義前半で前回のまとめを⾏い,今回の要点を⽰します。講義の後半で,前半で⽰した要点を教授すると共に,必要に応じて問題を解かせます。各回の学習⽬標をよく読み,予習・復習を⾏って下さい。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ⾼分⼦とは︓⾼分⼦と低分⼦ ⾼分⼦の定義を理解し,⾼分⼦と低分⼦の違いを説明 できるようになる。
第2回 高分子の化学構造と分子量分布 高分子の構造を理解し、分子量分布について説明できるようになる。
第3回 高分子合成の概観 高分子の合成法を分類できるようになる。
第4回 ラジカル重合の化学 ラジカル重合の素反応を説明できるようになる。
第5回 ラジカル重合の速度論と様々な重合方法 ラジカル重合の速度論と種々のラジカル重合法について説明できるようになる。
第6回 ラジカル共重合とモノマーの反応性 複数のビニルモノマーをラジカル共重合する場合の⾼分⼦組成とモノマーの反応性の違いについて説明できるようになる。
第7回 リビングラジカル重合 リビングラジカル重合とその反応機構について説明できるようになる。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

高分子学会編 「基礎高分子科学」第2版 東京化学同人

参考書、講義資料等

高分子学会編 「基礎高分子科学 演習編」 東京化学同人

成績評価の基準及び方法

高分子の基礎的知識、及び高分子合成に関する理解度を、毎回のレポートおよび期末試験により評価する。

関連する科目

  • MAT.P211 : 有機化学(構造-I)
  • MAT.P212 : 有機化学(構造-II)
  • MAT.P213 : 有機化学(反応)A
  • MAT.P214 : 有機化学(反応)B

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

有機化学(構造ーI)、有機化学(構造ーII)、有機化学(反応)A、有機化学(反応)Bを履修していることが望ましい。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

相良剛光 sagara.y.aa[at]m.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールにて事前に予約をすること

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