2022年度 有機材料物性B   Organic Materials Properties B

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開講元
材料系
担当教員名
淺井 茂雄 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水3-4(S8-102)  
クラス
-
科目コード
MAT.P323
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2022年4月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

結晶性高分子の構造と物性について研究するためには、構造と物性を評価するために様々な分析・解析手法を身に付ける必要があります。結晶性高分子の構造と物性の評価方法の中でも特に重要な手法である小角X線散乱について講義します。また、異方性材料の力学的性質や圧電性などの物性を理解するのに必要なテンソルについて説明し、テンソルの座標変換などの計算方法について講義及び演習を行います。さらに、パルスNMRによる高分子の分子運動性の評価方法、粒子充填系高分子複合材料の物性などについても講義します。

到達目標

【到達目標】 本講義を履修することによって、結晶性高分子の構造と物性を評価するために必要な手法である小角X線散乱の基礎を身につけることを到達目標とします。また、異方性材料の力学的性質や圧電性などの物性を理解するのに必要なテンソルの基礎を理解し、テンソルの座標変換などの計算ができるようになることを到達目標とします。
【テーマ】 本講義では、小角X線散乱による高分子材料の評価、異方性材料の物性を表すテンソル、パルスNMRによる分子運動性の評価、粒子充填系高分子複合材料の物性などの事項を理解することを目的とします。

キーワード

高分子の高次構造、小角X線散乱、一次元相関関数、テンソル、パルスNMR、粒子充填系高分子複合材料

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各回の授業内容をチェックし、OCW-iの講義資料を読んでおくこと。
毎回の授業で出席を取ります。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 小角X線散乱の測定法及び散乱理論
第2回 電子密度と理想2相モデル
第3回 一次元相関関数による結晶高次構造評価 一次元相関関数による高次構造の評価方法の説明
第4回 2階のテンソル(応力、歪み)、3階のテンソル(圧電率)
第5回 4階のテンソル(弾性係数、弾性コンプライアンス)
第6回 テンソルの演習 テンソルの演習問題を解く。
第7回 パルスNMR、緩和時間、分子運動性

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

講義資料は、事前にOCW-iにアップする。

成績評価の基準及び方法

期末試験(90%)、演習(10%)で成績を評価する。

関連する科目

  • MAT.P322 : 有機材料物性A

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない。

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