2022年度 界面化学   Interface Chemistry

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
材料系
担当教員名
松下 祥子  近藤 剛史 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火3-4(S7-202)  金3-4(S7-202)  
クラス
-
科目コード
MAT.C313
単位数
2
開講年度
2022年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2022年4月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

界面現象は、ほとんど全ての日常生活や産業分野に関連している重要な項目です。エネルギー変換、生体材料、電子材料すべての応用の基礎になります。本講義では、幅広いコロイド界面化学分野全般に触れ、実学の基礎を築くことを目的とします。

到達目標

本講義を履修することにより、コロイド界面化学の基本的な単語を知り、説明ができるようになることを目標とします。

キーワード

コロイド、界面、界面活性剤、脱吸着、接触角、界面電気2重層

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

黒板・スライドを利用しながら各項目を説明し、必要に応じてプリント配布・小テストなどを行う。
なお、学内の状況がオンラインを推奨している場合は、テスト以外はオンラインで行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 序論 分子間力と引力 分子間力と引力の関係について学ぶ
第2回 液体/液体、液体/固体界面 表面張力などについて学ぶ
第3回 液体/液体界面 液体と液体の界面で何が生じるかを学ぶ
第4回 固体ー気体界面 Langmuir, BET吸着などを学び、比表面積の測定などを理解する 
第5回 不溶性単分子膜  界面活性剤の基本となる、不溶性単分子膜について学ぶ
第6回 粉体・凝集・分散 材料の原料となる粉体の作り方、およびその制御方法について学ぶ
第7回 界面活性剤  界面活性剤について学ぶ
第8回 泡と泡沫 泡、泡沫分離などについて学ぶ
第9回 接着・接合 材料と材料の貼り合わせの難しさとその手法について学ぶ
第10回 エマルション エマルションについて学ぶ
第11回 界面の電気的性質1 仕事関数など、界面の持つ物理的特性を学ぶ
第12回 界面の電気的性質2 電気二重層など、界面の持つ電気化学的特性を学ぶ
第13回 多孔体と流体 多孔体と流体について学ぶ
第14回 予備日 予備
第15回 試験 これまでの知識の習得度を確認する。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね30分を目安に行うこと。

教科書

近藤保「新版 界面化学」三共出版

参考書、講義資料等

北原文雄「界面・コロイド化学の基礎」講談社サイエンティフィク

成績評価の基準及び方法

界面現象の各項目とその応用に関する理解度を、試験(80%)と講義中に出題する小テスト等(20%)により評価する。

関連する科目

  • MAT.P306 : 物理化学(界面・表面)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

このページのトップへ