(1) 無機化合物の性質について概観を掴む。
(2) 無機化合物の命名法の基本をマスターする。
(3) 分子の結合と対称性について理解する。
(4) 酸化・還元電位の使用法を理解する。
(5) 遷移金属錯体の配位子場理論について理解する。
(6) 有機金属化合物について知る。
無機化合物の化学について概観する。
VSEPR, 分子の対称性, 酸化と還元, 配位子場理論, 有機金属化合物
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
各授業で理解を確認するためのクイズを行う。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 元素と周期律 | 有効核電荷が計算できるようになる。イオン半径の系統性について理解する。 |
第2回 | 分子とそのモデル | VSEPRによって分子の形が推定できるようになる。 |
第3回 | 分子の対称性と点群 | 分子の対称性を表すシェーンフリース記号を決めることができるようになる。指標表を使って簡単な計算ができるようになる。 |
第4回 | イオン性固体と金属 | イオン半径からイオン性固体の構造について予想できるようになる。 |
第5回 | 酸化と還元における半反応と電池 | 酸化還元電位を用いて電池の起電力を計算できるようになる。 |
第6回 | 酸化と還元における電位データの活用法 | Latimer図、Frost図を使って酸化状態について理解する。 |
第7回 | 主要族金属の化学 | 主要族金属の化学について概観する。 |
第8回 | 非金属元素の化学 | ホウ素化合物における電子不足結合など、主要族元素の主な化合物の性質について学ぶ。 |
第9回 | 遷移金属の化学 | 遷移金属化合物の性質について説明できるようになる。 |
第10回 | 遷移金属錯体 | 遷移金属錯体の性質について学ぶ。 |
第11回 | 配位子場理論 | 配位子場理論を使って金属錯体の分子軌道について理解する。 |
第12回 | 有機金属化合物 | 18電子則を使って有機金属化合物について理解する。 |
第13回 | 発表会 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書 荻野・飛田・岡崎 「基本無機化学」 (東京化学同人)
アトキンス 「物理化学 第10版」 上巻 (東京化学同人)11章
シュライバー・アトキンス「無機化学 第4版」上下(東京化学同人)
クイズと発表と期末試験
なし