2019年度 化学反応動力学(M)   Chemical Reaction Dynamics(M)

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開講元
材料系
担当教員名
曽根 正人  河村 憲一  小林 能直  多田 英司  上田 光敏 
授業形態
講義
曜日・時限(講義室)
火5-6(S8-101)  金5-6(S8-101)  
クラス
-
科目コード
MAT.M203
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 化学反応速度を調べることは,化学反応の仕組みを解明するためにも重要であり、化学反応動力学はその反応速度を取り扱う学問である。この化学反応動力学は,ナノサイエンス,生命科学,環境科学,宇宙科学,材料科学・材料工学などの分野に幅広く応用され注目を集めている。本講義では,化学反応の速度過程(動力学)について,化学反応速度の理論的な取り扱いを気体分子,溶液中の分子の反応を例に解説する.

到達目標

【到達目標】本講義を履修することによって,化学や材料工学にとって重要な基礎概念である,気体の分子運動論、輸送・移動現象と拡散,反応速度論,反応機構の理論の基礎を習得することを到達目標とする。                            【テーマ】化学反応速度は一般に反応により変化する物質の時間的変化率で表され,反応速度を調べることは化学反応の仕組みを解明するためにも重要である。この反応速度を取り扱う化学反応動力学の講義では、化学反応の速度過程(動力学)について,化学反応速度の理論的な取り扱いを気体分子,溶液中の分子の反応を例に解説する.

キーワード

気体の分子運動論, 輸送, 移動, 電位, 拡散方程式, Fickの第一法則, Fickの第二法則, 反応速度式, 衝突理論,遷移状態, 分子動力学

学生が身につける力

国際的教養力 コミュニケーション力 専門力 課題設定力 実践力または解決力
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授業の進め方

毎回の授業で出席を取ります。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 熱力学と速度論 熱力学と速度論の違いについて議論し、化学反応の速度の定義を議論する。
第2回 素反応の速度法則 化学反応の素反応を定義し、その速度法則を議論する。
第3回 反応次数の決定 化学反応における反応次数の意味と決定方法について議論する。
第4回 複合反応の速度式 化学反応における複合反応の反応速度式を議論する
第5回 様々な複合反応 様々な複合反応を反応速度論から議論し、その反応速度式の導出を論じる。
第6回 化学反応速度論の近似法 化学反応速度論における近似法について議論する
第7回 ラプラス変換 化学反応速度論におけるラプラス変換の利用について議論する。
第8回 フィックの第一法則 物質の拡散現象におけるFickの第一法則に関して口述
第9回 フィックの第二法則 物質の拡散現象におけるFickの第二法則に関して講述
第10回 反応速度と平衡定数 化学反応における速度法則、反応速度式、速度測定について講述
第11回 平衡状態 化学反応における平衡状態について講述
第12回 反応機構の理論(1):素反応と速度式 化学反応の素反応と速度式の相関について講述
第13回 反応機構の理論(2):反応機構の定性的理解 化学反応における反応機構について動力学的観点から講述
第14回 反応機構の理論(3):衝突理論と拡散律速反応 化学反応のマクロな議論と分子レベルのミクロな議論のつながりについて講述
第15回 理解度確認総合演習:第1回から第14回までの要点を演習形式により確認 第1回から第14回までの理解度確認と到達度自己評価

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

授業で配布する資料など

成績評価の基準及び方法

1)気体および液体の輸送・移動現象、拡散方程式、反応速度論、反応機構に関する理解度を評価する。2)成績は期末試験(70%)、演習(30%)で成績を評価する。3)全出席が原則である。

関連する科目

  • MAT.A204 : 材料熱力学
  • MAT.M202 : 統計力学(M)
  • MAT.M207 : 金属の状態図と相安定
  • MAT.M304 : 結晶成長と組織形成
  • MAT.M302 : 金属物理化学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

「MAT.P203:物理化学(化学反応速度論)」と「MAT.C204:化学反応動力学(C)」とは重複履修禁止。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

曽根正人:sone.m.aa[at]m.titech.ac.jp,河村憲一:kawamura[at]mtl.titech.ac.jp

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