2017年度 繊維・複合材料B   Fiber and Composite Materials B

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開講元
材料系
担当教員名
鞠谷 雄士 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月7-8(S8-102)  
クラス
-
科目コード
MAT.P327
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2017年3月17日
講義資料更新日
2017年9月25日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

I 単繊維,繊維集合体および繊維強化複合材料の構造と物理的性質についての基礎的概念について講述する。
II 繊維集合体および繊維強化複合材料の加工および諸特について講述する。

到達目標

有機材料の主要用途の一つであり,テキスタイルおよび産業資材として広い用途をもつ繊維は,一軸的な分子配向という構造上の特徴,細くて長いという形態上の特徴をもち,引張りに対しては強く,曲げやねじりに対しては柔軟である.また,繊維強化複合材料は,構造体の中で繊維材料の特徴を有効に利用している.本講義では,繊維集合体および繊維強化複合材料の基本的な性質について習得することを目標とする。

キーワード

繊維構造、繊維集合体、繊維強化複合材料、繊維強度の積分分布関数、界面せん断強度

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義は2クォーターに渡って開講される。繊維・複合材料Aでは、繊維材料の一般知識と繊維構造の解析法について学び、繊維・複合材料Bでは、繊維集合体及び繊維強化複合材料の力学特性について学ぶ。二つの講義の内容は密接に関連しており、両方の講義を履修することが望ましい。
講義は板書により行うが、理解を助けるため、適宜、パワーポイントファイル、ビデオなどを用いる

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 繊維・複合材料Aの復習 繊維強化複合材料の動向
第2回 単繊維の性質-繊維の形態及び力学特性の表示法 線密度、繊度、比強度、比弾性率、
第3回 単繊維の性質-繊維の力学特性と高次構造の関係 強度、弾性率、伸度、靭性
第4回 繊維集合体の特徴と性質 繊維強度の累積分布関数
第5回 繊維集合体の力学特性 ワイブル分布
第6回 繊維強化複合材料の微視力学 加成性、短繊維強化複合材料
第7回 繊維強化複合材料の力学特性とその異方性 Coxの理論、臨界繊維長、界面せん断強度
第8回 繊維および繊維強化複合材料の総括 繊維のリユース、リサイクル

教科書

特になし

参考書、講義資料等

OCW-iに掲載

成績評価の基準及び方法

小テスト、期末試験

関連する科目

  • MAT.A206 : 材料の熱的機械的性質

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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