【概要】金属工学実験第一のアドバンス実験との位置づけで,同実験で作製した作品の発展形を発案,企画,作製し,完成品の評価を行う.最終発表会を行い,受講学生および学科教員全員による審査で最優秀賞等を授与する。
【ねらい】 最終発表会の後に行う反省会を通して課題発見・解決力を滋養する.また,反省会後に希望チームのみ英語で発表を行い,これを学科教員全員で審査し,最も優秀だったチームをAOTULE等に海外派遣する。外国人学生との意見交換を通して異文化理解力を培う.
【到達目標】 金属材料の性質を理解し,その特性を活かして実生活にかかわる様々な構造・機能体(音響機器,装置,輸送機器等)の発案,企画,設計,製作および評価を行う.これらを通して材料の機能と材料選択とのかかわりを体験し,独創性,発想力,計画性を養う.
【テーマ】 本講義では,「フレームカーの製作」,「高性能電池(燃料電池)の製作」,「オルゴールの作製」をテーマとして取り上げる。
創造性,協調性,ものづくり, フレームカー,オルゴール,高性能電池,燃料電池
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
スケジュールに従って,班毎に製作物の設計,加工,組み立てを行ない,製作物の最終発表を行なう.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | ガイダンスと班編成 | 実験で選択するテーマを選ぶ |
第2回 | 金属工学実験1で作製した作品の評価① (評価) | 金属工学実験Iの作品について,多角的に評価する |
第3回 | 金属工学実験1で作製した作品の評価② (課題の検討) | 金属工学実験Iの制作物の問題点を浮き彫りにして,最終作品に反映させる |
第4回 | 設計方針の検討,要素技術の検討 | 設計と実際の製作に必用な工程について検討する |
第5回 | 作品設計 | 班全体としての設計を決定する |
第6回 | 作品製作① (材料切断) | 部品に必用な材料の寸法を決め,切り出す |
第7回 | 作品製作② (部品製作) | 部品を加工する |
第8回 | 作品製作③ (部品組み立て) | 部品を組み立てる |
第9回 | 作品製作④ (部品取り付け) | 部品を取り付ける |
第10回 | 作品製作⑤ (製作物の評価・調整) | 製作物の機能性,耐久性などテストする |
第11回 | 作品製作⑥ (最終作品の装飾) | 製作物の機能性と装飾が両立するように心がける |
第12回 | 作品製作⑦ (最終作品の塗装) | 塗装のムラに気をつける |
第13回 | 最終発表会の準備 | 最終発表のプレゼンテーションを準備する |
第14回 | 最終発表会①:高性能電池,オルゴール | チームが協力して発表・実演を行ない,製作物の特徴を的確に伝える. |
第15回 | 最終発表会②:フレームカー | チームが協力して発表・実演を行ない,製作物の特徴を的確に伝える. |
テーマ担当教員より,随時,プリントなどの形で配布する。
特になし。
最終発表会およびレポートの内容によって評価する。
この科目は「履修前提条件付き授業科目」で,「履修前提科目」は「金属工学実験第一」である。「金属工学実験第一」の単位を修得しなければ,この科目の単位は卒業に必要な単位として取り扱わない。
金属工学実験第1