I 有機化学の基礎的知識の修得を目的とする。
II テキスト「マクマリー有機化学,第8版,下巻」によって,有機化合物の構造,反応性並びに反応論について概説する。
有機高分子材料の機能や物性は、分子の一次構造および高次構造に密接に結びついている。要求特性を満たす機能材料の開発には、有機化学の知識に基づいた柔軟な分子設計が求められる。本講義では有機化学の基礎的概念に基づいて、アミン化合物を中心とした官能基導入・変換反応、複素環化合物、炭水化物などの構造と反応の基礎を習得する。
基礎有機化学、化学構造、反応性、アミノ化合物、複素環化合物、炭水化物
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
教科書の内容に沿って進める。授業の冒頭で前回授業の内容を概説し復習する。授業中に練習問題を解きながら、丁寧な解説を加える。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 有機化学の基礎的概念を概観する。 | 有機化合物の構造と性質の関係が理解出来る |
第2回 | アミン:アミンの性質、塩基性度 | アミンの性質と塩基性度について理解する |
第3回 | アミン:アミンの合成 | アミンの合成法について理解し、説明出来る。 |
第4回 | アミン:アミンの反応 | アミンの反応について理解し、例題を解く。 |
第5回 | 複素環化合物:性質、芳香族性、反応 | 複素環化合物の性質を理解し、例題を解く。 |
第6回 | 炭水化物−炭水化物の分類、立体化学 | 炭水化物の分類を理解し、立体化学について説明出来る。 |
第7回 | 炭水化物−糖の反応 | 単糖について構造と性質の関係を理解し、例題を解く。 |
第8回 | 炭水化物−二糖、多糖類の性質と構造 | 単糖で修得した知見を基に、二糖や多糖の性質の構造の関係を理解し、説明出来る。 |
「有機化学」第8版 下巻 マクマリー著 東京化学同人
「有機化学」第8版 上・中巻 マクマリー著 東京化学同人
期末試験の成績を主に評価する
有機材料合成化学A-1(MAT.P313)、有機材料合成化学B(MAT.P315)を履修していることが望ましく、または同等の知識がある。
早川晃鏡 hayakawa.t.ac[at]m.titech.ac.jp
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