2016年度 有機高分子化学   Organic and Polymer Chemistry

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開講元
材料系
担当教員名
坂井 悦郎 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(S7-202)  木1-2(S7-202)  
クラス
-
科目コード
MAT.C303
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は高分子科学の入門であり、高分子の合成、構造および物性および高性能、機能性高分子や生体高分子について概説する。

到達目標

本講義を履修することで次の能力を修得する。
1.高分子合成における基本的な反応を説明できる。
2.高分子の構造を説明できる。
3.高分子溶液の基本概念を説明できる。
4.構造と物性の関係を説明できる。
5.高分子の各種性質を述べることができる。
6.高性能、機能性高分子について説明できる。
7.生体高分子について説明できる。

キーワード

高分子、構造、合成、物性、高性能高分子、機能性高分子、天然高分子、生体高分子

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

スライドを利用し、各項目を説明。
毎回の授業で出席を取ります。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 概論 高分子の種類、歴史および代表的な高分子の概要を学ぶ。
第2回 高分子の分子構造 高分子の化学構造、幾何学的な構造、コンフィギレーションについて学ぶ。
第3回 高分子の固体構造 高分子の微細組織、結晶度、結晶構造、単結晶および高分子の構造と力学的性質の関係を学ぶ。
第4回 高分子溶液 高分子の溶液中の挙動、両端間距離、回転半径、光散乱、溶液の熱力学的な性質について学ぶ。
第5回 分子量測定 分子量と分子量分布、質量分析法、ゲルパーミエションクロマトグラフィー、粘度法について学ぶ。
第6回 高分子合成(重縮合、重付加、付加縮合) 重縮合、重付加、付加縮合の反応と代表的な高分子について学ぶ。
第7回 高分子合成(ラジカル重合) ラジカル重合の反応機構、反応速度、共重合について学ぶ。
第8回 高分子合成(イオン重合) アニオンとカチオン重合、配位重合、リビング重合につてい学ぶ。
第9回 第1回から第8回までのまとめと中間試験 第1から8回までの内容について中間試験し、理解の内容を確認する。
第10回 高分子の各種性質 力学的性質、応力緩和、クリープ、粘弾性モデル、ゴム弾性について学ぶ。
第11回 高分子の各種性質 熱的性質、光学的性質、電気的性質について学ぶ。
第12回 高性能高分子 高分子の成形、耐熱高分子、高強度・高弾性高分子などについて学ぶ。
第13回 機能性高分子 汎用プラスチックの高性能化、複合材料、導電性, 吸水ポリマー、生分解性およびプラスチックのリサイクルなどについて学ぶ
第14回 高分子の反応と生体高分子 高分子の官能基反応、多糖類、タンパク質、DNA、RNAについて学ぶ。
第15回 まとめ 全体のまとめ

教科書

講義中にプリント配布。

参考書、講義資料等

高分子学会編 基礎高分子科学
高分子学会編 基礎高分子科学演習編

成績評価の基準及び方法

期末試験(45%)と中間試験(45%)および出席(10%)

関連する科目

  • 特になし

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

坂井悦郎
esakai[at]ceram.titech.ac.jp ,03-5734-3368

オフィスアワー

メールで事前に確認すること。

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