2016年度 材料力学概論F   Fundamentals of Mechanics of Materials F

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
材料系
担当教員名
中村 春夫  轟 章  水谷 義弘  鈴木 良郎 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水3-4(S621)  
クラス
-
科目コード
MAT.A202
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

本講義では,機械の強度設計に必要となる材料の力学的応答を扱う。初めに、材料の力学特性、応力とひずみの関係について説明する。次に許容応力と安全率の考え方を取り上げる。さらに、材料が引張り・圧縮,ねじり,曲げを受けた場合の力学応答について説明する。
本講義では、機械を構成する材料の外力に対する力学応答についての基礎知識を修得させ,機械を構成する部材の強度設計の必要性とその方法を理解させることをねらいとしている。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)応力とひずみとは何か、材料力学で扱う力学の概念を習得できる。
2)引張りと圧縮およびねじり荷重によって生じる応力とひずみを求めることができる。
3)曲げ荷重をうけるはりに生じる応力とひずみならびにたわみを求めることができる。

キーワード

応力、ひずみ、引張、圧縮、ねじり、はりの曲げ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義のなかに演習を交えながら授業をすすめていく

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 材料力学の目的と基礎知識,荷重の種類 材料力学を学ぶために必要な基礎知識を理解する
第2回 ,応力とひずみ,材料試験,許容応力と安全率 応力とひずみの概念,フックの法則,弾性係数,引張試験,応力ひずみ線図,機械的特性と強度設計を理解する
第3回 軸のねじり 軸のねじりと薄肉円管の応力とひずみを理解する
第4回 はりの曲げ(曲げモーメントとせん断力) はりのせん断力と曲げモーメントを理解する
第5回 はりの曲げ(断面の性質) はりの断面二次モーメントを理解する
第6回 はりの曲げ(曲げ応力) 曲げ応力とひずみを理解する
第7回 はりのたわみ はりのたわみの微分方程式を理解する
第8回 演習 さまざまな材料力学の演習

教科書

JSMEテキストシリーズ 材料力学

参考書、講義資料等

なっとくする材料力学 (なっとくシリーズ)  辻 知章、講談社、ISBN-13: 978-4061545397

成績評価の基準及び方法

評価は期末試験70%、演習30%

関連する科目

  • MAT.A206 : 材料の熱的機械的性質

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

力学の基礎知識を有していること、微分方程式を理解していること

このページのトップへ