2022年度 ライフエンジニアリング基礎概論   Introduction to Human Centered Science and Biomedical Engineering

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開講元
物質理工学院
担当教員名
北本 仁孝  生駒 俊之  林 智広  田中 浩士  芹澤 武  大河内 美奈 
授業形態
講義    (ライブ型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金1-2(S223)  
クラス
-
科目コード
XMC.A302
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2022年6月10日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

健康・医療・環境など、さまざまな社会課題を解決するために、分野融合型領域研究であるライフエンジニアリング研究がますます重要になっている。この講義では、ライフエンジニアリング研究分野における基礎的な考え方と最先端の技術、ならびに応用例を材料・化学の視点で学ぶ機会を提供する。ライフエンジニアリングコースの導入科目である。

到達目標

本講義を履修することによって、
(1)ライフエンジニアリング分野の基礎的な考え方と最先端の研究を説明できる。
(2)ライフエンジニアリング分野を俯瞰し、学修の動機付けができる。

キーワード

バイオ医療工学、バイオセンサ、生体適合性、生体材料、分子化学ツール、医用高分子

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義は、(1)バイオ・医療と工学の融合、(2)バイオセンサ、(3)バイオ界面科学、(4)医療材料、(5)生物有機化学、(6)医用高分子、(7)生物化学工学について概説する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 バイオ・医療と工学の融合 ライフエンジニアリングにおいてバイオ・医療の世界と工学、特に物質科学の分野との融合が重要であることともに、どのような学びが提供されるかを概説する。
第2回 バイオセンサ Society5.0において重要デバイスであるセンサ、特に生体との関連で重要なバイオセンサの基礎的な原理とその応用例について理解する。
第3回 バイオ界面科学 医用材料、バイオセンサ開発において生体適合性の観点から重要な生体組織と材料・デバイスとの界面がどのようなものかを理解する。
第4回 医療材料 人工的に創成された材料を生体組織を補うために活用される医用材料開発にとって必要な材料科学と応用例と併せて学び理解する。
第5回 生物有機化学 医療・創薬支援技術の開発を志向した生物機能性低分子有機化合物の有機合成化学および、合成工学技術について理解する。
第6回 医用高分子 高分子を素材とする医療機器について学び、それらの高分子(医用高分子)に求められる特性や機能について化学の視点から理解する。
第7回 生物化学工学 細胞の増殖や機能、さらに遺伝子工学の基礎とともに、最先端のバイオ計測技術や有用物質生産への微生物等の応用例について理解する。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

参考となる教科書は講義中に紹介する。

参考書、講義資料等

資料は講義中に配布する。

成績評価の基準及び方法

理解度確認のためのレポート(80%)、および授業参加度(20%)

関連する科目

  • MAT.C303 : 有機高分子化学
  • MAT.C316 : 生体材料学
  • MAT.P396 : 有機機能生化学
  • CAP.A334 : 上級有機化学第三(有機合成化学)
  • CAP.P342 : 生体高分子
  • CAP.P343 : 高分子工業化学
  • CAP.C314 : 生物プロセス工学
  • CAP.C207 : バイオ工学基礎

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

関連する科目を履修していることが望ましい。

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