本講義では、受講生を何班かに分け、身の回りで材料がどのように使われているかを、自ら物品を分解することを通じて理解する。さらに、各材料分野の専門インストラクターが、使用した材料の物性と機能発現のメカニズムについて解説する。また、受講生は,少人数のグループとなり、教員から出された科学・技術の創造プロセスに関する課題を自ら調査・研究する。さらに、その課題について議論し、結果をレポートする。
本講義を履修することにより、身の回りの製品がどのような材料で構成されているのかを知り、大学で学ぶ講義の重要性を理解し、グループワークによるコミュニケーション力・プレゼンテーション力を鍛える。また、物質理工学における課題設定を理解する。
物質理工学に要求される基礎と技術、研究課題
✔ 専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
二つの班(1-3クラスと4-6クラス)に分かれ、「分解」と「課題調査」に取り組む。「分解」では各グループにおいて製品を分解し、「課題調査」では与えられた課題を自ら調査・研究する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | ガイダンス | |
第2回 | 研究課題-1(1-3クラス) 分解-1(4-6クラス) | 1-3クラス:最先端の話題の理解と課題の受領 4-6クラス:製品にどのような材料が使用され、その機能を検討 |
第3回 | 課題調査-1(1-3クラス) 分解発表準備-1(4-6クラス) | 1-3クラス:研究調査 4-6クラス:プレゼンテーションをチームごとに作製 |
第4回 | 研究課題発表-1(1-3クラス) 分解発表-1(4-6クラス) | 1-3クラス:課題の調査結果の説明・発表 4-6クラス:検討内容をプレゼンする |
第5回 | 分解-2(1-3クラス) 研究課題-2(4-6クラス) | 1-3クラス:製品にどのような材料が使用され、その機能を検討 4-6クラス:最先端の話題の理解と課題の受領 |
第6回 | 分解発表準備-2(1-3クラス) 課題調査-2(4-6クラス) | 1-3クラス:プレゼンテーションをチームごとに作製 4-6クラス:研究調査 |
第7回 | 分解発表-2(1-3クラス) 研究課題発表-2(4-6クラス) | 1-3クラス:検討内容をプレゼンする 4-6クラス:課題の調査結果の説明・発表 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
なし
なし
出席点50%、発表評価50%
なし
初回に行うガイダンスに必ず出席して下さい。班やチーム分け等について説明します。