これから大学院において研究に取り組もうとしている学生を対象として,各教員がこれまでにどのような過程で研究テーマを設定してきたか,という例をそれぞれ紹介する。1回の講義で2または3人の教員が講義する。これらの経験を知ることで受講生は修士論文を書く,あるいは今後,なんらかの問題解決にあたって具体的なテーマ設定をする際の一助とする。また,講義の後,鼎談(またはパネルディスカッション)形式で研究テーマ設定に関する考え方について議論する。議論へは質問なども含めて受講生の積極的な参加を期待する。
講義の後,修士論文の研究として考えられるテーマ案をベースに,それを実現するための研究手法やスケジュールなどを検討した内容をレポートとして提出する。
なお,この科目は2015年度以前に修士課程に入学した学生むけ科目であり,都市環境研究序説と同時開講するものである。
この講義の到達目標は以下の通り。
(1) 研究テーマの設定における多様性を理解する。
(2) 異なる分野における研究方法の違いについて理解する。
(3) ディスカッションを通して,他人の意見を聞いて理解できる。また,自分の意見を述べて他人に理解してもらうことができる。
(4) 議論の進行にマッチして,かつ疑問点が明確な質問をすることができる。
研究テーマ,テーマ設定,異分野,議論,質問
専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
毎回2~3人の教員が講義形式でこれまでどのようにして研究テーマを設定してきたか,についてそれぞれの立場から自由に述べる。講義は異なる分野の教員が一組となるようにする。その後,鼎談またはパネルディスカッション形式でテーマの設定法やその理由についての質疑,議論をすすめる。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 導入,教員1,教員2の研究テーマ | 授業の進め方,研究テーマについての紹介,質疑,議論 |
第2回 | 教員3,教員4,教員5の研究テーマ | 研究テーマについての紹介,質疑,議論 |
第3回 | 教員6,教員7,教員8の研究テーマ | 研究テーマについての紹介,質疑,議論 |
第4回 | 教員9,教員10,教員11の研究テーマ | 研究テーマについての紹介,質疑,議論 |
第5回 | 教員12,教員13,教員14の研究テーマ | 研究テーマについての紹介,質疑,議論 |
第6回 | 教員15,教員16,教員17の研究テーマ | 研究テーマについての紹介,質疑,議論 |
第7回 | 教員18,教員19,教員20の研究テーマ | 研究テーマについての紹介,質疑,議論 |
第8回 | 教員21,教員22,レポート課題 | 研究テーマについての紹介,質疑,議論, レポート課題準備 |
なし
資料を配布する。
質疑およびレポートの内容について,評価基準にしたがって教員で採点する。
なし