2017年度 生命倫理特論(情報生命)   Introduction to Bioethics (ACLS)

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開講元
分子生命科学専攻
担当教員名
德永 万喜洋  山村 雅幸  梶原 将  内古閑 伸之 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
ZBA.A408
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2017年9月24日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

 生殖補助医療技術、遺伝子診断、遺伝子治療、生命維持、ES細胞やiPS細胞の活用など、現代の生命科学技術が目覚ましく発展してきている。これに伴い、次のような問題が多数生じている。
・生命倫理:人の尊厳や人権に関する問題など
・安全性:ヒトゲノム情報、遺伝子組換え技術、ヒトES細胞研究、疫学調査等に関わる問題など
・デュアルユース:研究成果の生物兵器への転用に関わる問題など
 これらの問題に関し、講師が具体例を示し解説したうえで、学生間・講師で議論し、考え方を深め、対応の仕方を学ぶ。
 本科目は原則、英語でおこなう。

到達目標

 本講義では生命科学の多大な発展に伴って生じている、生命倫理や安全性の問題に関し、基本を学ぶとともに、これらの問題に関し、科学者・技術者として、どのように考え、適切に対応してゆけば良いか考える能力の修得を目的とする。

キーワード

ヒトゲノム情報、バイオセキュリティ、デュアルユース

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本授業は集中講義として開催される。
本授業は集中講義のため1回につき2.5コマの授業を実施する。
毎回、1.5時間の講義を休憩をはさみ連続して2回行った後、45分の討論を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 平成29年11月16日(木)5-8限13:20-16:35 国立遺伝学研究所 知財室室長 鈴木 睦昭氏 「生物多様性条約における遺伝資源に関する合成生物学とDNA塩基配列の議論」 すずかけ台キャンパス J3棟405 (遠隔配信:大岡山キャンパス 本館地階B04 ) 生物多様性条約の海外遺伝資源の交渉過程と各国の法規制を比較することにより先進国と途上国の意見の違いを分析し、討論する。バイオ分野の法規制のあり方を討論する。
第2回 平成29年12月14日(木)5-8限13:20-16:35 「ゲノム時代の到来の中で(1):序論、ケーススタディー」 すずかけ台キャンパス J3棟405 (遠隔配信:大岡山キャンパス 本館地階B04 ) ゲノム情報の性質を基盤にして、ゲノム情報利用の問題点生物のゲノム、ヒトのゲノム、その情報について、ゲノム情報の基本的性質とそれが持つ課題について解説し、ケースを用いて議論する。て理解し、適切な対応を考える能力を修得する。
第3回 平成30年1月11日(木)5-8限13:20-16:35 「ゲノム時代の到来の中で(2):ゲノム情報を利用した社会の課題、ケーススタディー」 すずかけ台キャンパス J3棟405 (遠隔配信:大岡山キャンパス 本館地階B04 政府が進めるゲノム医療を支える考え方について解説し、その領域でのケースを用いて討論を行う。

教科書

指定しない。

参考書、講義資料等

講義資料:ハンドアウトを毎回配布する。

成績評価の基準及び方法

毎回提出するレポート (100%)

関連する科目

  • 特に無し

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特に無し。

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