2016年度 グローバルコミュニケーションB(情報生命)   Global Communication on Computational Life Sciences B(ACLS)

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開講元
分子生命科学専攻
担当教員名
山口 雄輝  S.Matthew Gillett  George Gray  K. Yoshimi Saito  Derek Yakiwchuk  Akira Sato  CHU RAY  Chu Ray  Tuan Smit  Kyota Ko 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
ZBA.A406
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

経験豊富なネイティブ英語講師が本コースのために開発されたテキストを用い、科学記事や講演を題材として用いて、英語コミュニケーションの実践的トレーニングを提供する。講義ごとに設定されたテーマに沿って、学術的な場での英語コミュンケーションに必須の基本表現を学ばせる。最後の数回の講義では、学生各自が行う模擬プレゼンテーションを通じて、発表や意見交換に役立つ基本表現を学ばせる。教育効果を高めるため、少人数の進度別クラス編成をとっている。
本科目のねらいは、途切れない会話、意思を伝える会話、相手の意見を促す会話が科学・技術関連のトピックについて英語コミュニケーションを行う能力を包括的に向上させることである。
本科目の関連科目として情報生命グローバルディベート、情報生命グローバルプレゼンテーションA/B、情報生命グローバルライティングがある。特に情報生命グローバルディベートは本科目の上級編と位置づけられている。

到達目標

本科目を履修することによって次の能力を修得する。
1)科学・技術関連のトピックに関する英会話を円滑に進めることができる。
2)文化的背景や受けてきた教育が異なる相手と円滑にコミュニケーションできる。
3)初回の講義(レベルチェック)で測定した英会話力から1段階以上レベルアップする。

キーワード

英語、異文化コミュニケーション、討論

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

初回にレベルチェックを行い、その結果に基づいて進度別のクラスを編成する。それ以降の各回では、教科書の各章に示された特定のテーマを取り上げる。終盤の数回で、学生は自身の研究に関するポスターまたはスライド発表を行うことが求められる。ほぼ毎回、課される課題をあらかじめ行ってから講義に臨む必要がある。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 レベルチェック:1人ずつインタビュー形式で英会話力を測定する。 第2回の講義で課された課題を行い、予習すること。
第2回 Introducing Yourself: "Where Would Watson Lead Us?"という記事に基づき会話・討論する。 "unquestionably complete speech"を実践して会話できること。第3回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第3回 Confirming What You Heard: "I Listen to Color"という講演に基づき会話・討論する。 "asking for a repetition"を実践して質問できること。第4回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第4回 Agreeing and Disagreeing: "Does Risk Outweigh Benefits?"という記事に基づき会話・討論する。 "showing agreement"や"giving counter opinions"を実践して会話できること。第5回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第5回 Talking Around Vocabulary: "Animate Your Hypothesis"という講演に基づき会話・討論する。 "naming nouns"や"gesturing verbs"を実践して会話できること。第6回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第6回 Avoiding Silences: "My Brain is Stored Elsewhere"という記事に基づき会話・討論する。 "thinking out loud"や"signposting"を実践して会話できること。第7回の講義内容を予習すること。
第7回 Getting Around Reception Parties: 学会後の懇親会を模して挨拶とsmall talkの練習をする。 "starting off small talk"や"leaving the situation"を実践して会話できること。第8回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第8回 Giving Examples: "The Story of Large Scale at Twitter"という講演に基づき会話・討論する。 "giving examples"を実践して説明できること。第9回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第9回 Leading a Discussion: "Sugar Subject to Taxation?"という記事に基づき会話・討論する。 "starting off discussion"や"wrapping up discussion"を実践して会話・討論できること。第10回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第10回 Making a Presentation: "Talk Nerdy to Me"という講演に基づき会話・討論する。 専門用語や難解な概念を、分かりやすい言葉や例えに言い換えて説明できること。第11回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第11回 Handling Q&A: 受講者が持ち寄った研究発表用スライドに基づき会話・討論する。 "handling Q&A"を実践して模擬的な質疑応答を行えること。第12回の講義で課された課題を行なうこと。
第12回 Giving a Presentation 1: 受講者が交代で模擬ポスタープレゼンテーションを行い、それに基づき質疑応答する。 これまでに学んだことを活かして発表者は分かりやすくプレゼンテーションを行ない、その他の受講者は質疑応答に参加すること。
第13回 Giving a Presentation 2: 受講者が交代で模擬ポスタープレゼンテーションを行い、それに基づき質疑応答する。 これまでに学んだことを活かして発表者は分かりやすくプレゼンテーションを行ない、その他の受講者は質疑応答に参加すること。
第14回 Giving a Presentation 3: 受講者が交代で模擬ポスタープレゼンテーションを行い、それに基づき質疑応答する。 これまでに学んだことを活かして発表者は分かりやすくプレゼンテーションを行ない、その他の受講者は質疑応答に参加すること。第15回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第15回 Final Discussion: "Halt to Mutant Flu Research?"という記事に基づき会話・討論する。 これまでに学んだことをすべて活かして、記事に関する会話・討論を行うこと。

教科書

無料のテキストを配布する。

参考書、講義資料等

指定なし。

成績評価の基準及び方法

(1) 課題をこなし、準備の上、各回の講義に臨んでいるか、(2) 各回の講義で積極的に会話・討論に参加し、講義中に紹介される表現技法を用いて効果的に発言できているか、(3) 期末試験、の3点により評価する。

関連する科目

  • ZBA.A502 : グローバルディベート(情報生命)
  • ZBA.A403 : グローバルプレゼンテーションA(情報生命)
  • ZBA.A404 : グローバルプレゼンテーションB(情報生命)
  • ZBA.A501 : グローバルライティング(情報生命)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

本科目の履修には事前登録が必要である。本科目と情報生命グローバルコミュニケーションAは開講学期が異なるが同一内容なので、両科目をともに履修することはできない。また、情報生命博士教育院の異文化コミュニケーション科目の履修は原則的に1学期に1科目までしか認められない。

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