【概要】
本講義では,各学生が原子核工学研究リテラシー第一で作成した研究計画をもとに,課題解決及び研究成果発表を行わせる。この過程を通して,創造思考の方法と課題解決法と研究成果発表法を学ばせる。また,研究成果発表会を通して,発表の仕方に関わるスキルを学ばせる。なお,課題解決過程で必要な統計処理法の基礎についても講義を行う。
【ねらい】
修士論文研究遂行に必要な基礎的能力を養成する。また、具体的な課題を通して議論する中で,他人や社会とのコミュニケーションが図れ,国際的に活動できる能力を育成する。
研究を行う際に必要な能力とスキルを理解して修得し,それらを修士論文研究を効率的・効果的に実施するために応用できる。
課題解決能力,研究成果発表能力,統計処理法
専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義と受講生発表を組み合わせて進め,最終回には研究成果発表会を開催します。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 研究計画の確認:学生全員の発表 | 課題発表能力の改善 |
第2回 | 統計的推測Ⅰ:意思決定とモデル | 意思決定,モデル |
第3回 | 統計的推測Ⅱ:因果関係と標準と分布 | 因果関係,標準,分布 |
第4回 | 統計的推測Ⅲ:ヒストグラム | ヒストグラム |
第5回 | 統計的推測Ⅳ:母集団と標本 | 母集団,標本 |
第6回 | 統計的推測Ⅴ:確率変数と分布と母数 | 確率変数,分布,母数 |
第7回 | 研究進捗報告会Ⅰ:半数の学生の発表と質疑応答 | 課題解決法の改善 |
第8回 | 研究進捗報告会Ⅱ:残り半数の学生の発表と質疑応答 | 課題解決法の改善 |
第9回 | 研究成果報告書作成についてⅠ:一般論 | 研究成果報告書作成の注意点 |
第10回 | 研究成果報告書作成についてⅡ:具体例 | 研究成果報告書作成の注意点 |
第11回 | 研究成果報告書の改善Ⅰ:半数の学生の発表と改善コメント | 研究成果報告書作成の具体的注意点 |
第12回 | 研究成果報告書の改善II:残り半数の学生の発表と改善コメント | 研究成果報告書作成の具体的注意点 |
第13回 | 研究成果発表会資料作成について | 発表PPTの作成方法 |
第14回 | 研究成果発表会Ⅰ:半数の学生の発表と改善コメント | プレゼンテーション能力 |
第15回 | 研究成果発表会Ⅱ:残り半数の学生の発表と改善コメント | プレゼンテーション能力 |
なし
授業で講義資料を配付する。
数回の小レポート(約60%)、研究成果発表会(約40%)
原子核工学研究リテラシー第一
居室:大岡山北実験棟4(内線:2397)
iga[at]nr.titech.ac.jp (井頭政之教授)
10:00-17:00
事前にメールでアポイントメントをとること。