国立大学法人 東京工業大学

講義の概要とねらい

受講生は指導教員より与えられた研究課題（もしくは指導教員と協議して決定した研究課題）を中心に、専門知識とその周辺基礎知識を修得し、これらを自らのテーマに取り入れて研究し、討論し、まとめて発表を行う。この過程では、先行研究の調査・分析およびマップ化手法、データ取得・解析・評価手法等に習熟するとともに、理解力と語学力の養成、論文作成や発表、質疑、討論技術について習得を図る。
本学の大学院教育は、体系的カリキュラムに基づくコースワークと個人指導を特徴とする研究室教育とを両輪としている。講究は研究室教育の中核科目であり、能動的学修が強く求められている。一連の講究を受講し、研究活動を進める過程で、専門力を向上させるとともに社会で必要とされる能力を身につけることが期待される。

到達目標

講究第一～第四を履修することにより、次の能力を段階的に修得する。
1)建築学に関わる研究、創作、技術開発において専門知識を活用して実践に導く能力
2)建築学の深奥を究めようとする探求力
3)建築学以外の研究を統合し、新しい研究や創作の分野を創造する能力
4)国際的な視野に基づき研究、創作、技術開発における潮流を理解し体系化する能力
5)国際的に通用するコミュニケーション基礎力

キーワード

文献調査、データ収集、データ解析、論文作成、発表討論訓練、研究室教育、コースワーク

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

授業の進め方

指導教員の研究室で行い、授業計画は教員と学生が協議して決定する。また、複数の研究室が合同して行う場合もある。
研究室によっては英語で行う場合もあるので、指導教員に確認すること。

授業計画・課題

教科書

必要に応じて指定する。

参考書、講義資料等

必要に応じて指定する。

成績評価の基準及び方法

到達目標1)～5)に応じた具体的評価内容とその評価基準をあらかじめ定め、周知する。

関連する科目

• 建築学コース開講科目（400番台）

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

1)建築学コースの研究室に所属していること。
2)建築学系基礎専門科目（200～300番台）を履修していること。または、それと同等の知識を有すること。