本講義では、小売業のマーケティング・経営戦略を体系的に論じる。小売業の経営戦略の全体像を説明し、続いて、小売業のマーケティングについて、ターゲット顧客の特定と消費者の理解、小売業の情報収集と処理、小売業の立地選択、商品戦略、価格戦略、プロモーション戦略などの小売ミックス戦略について、事例を取り入れながら議論していく。テーマには小売業の国際化も含まれる。
本講義のねらいは、小売業の経営とマーケティング戦略に関する基本概念と専門知識を深めることである。さらに、ケース・スタディとディスカッションを通じて、問題を分析し、解決策を導く能力を高めていくことである。
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)小売経営の考え方や基本的な概念を説明できる。
2)小売業の種類と戦略を説明できる。
3)小売業のマーケティング設計に関する専門知識を修得し説明できる。
4)情報化と国際化に起因する小売業の問題と課題を考察することができる。
流通、マーケティング戦略、小売経営、小売国際化
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義、ケーススタディおよび受講者による発表。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | イントロダクション | 小売業の全体像の確認 |
第2回 | 小売業における関係構築と維持 | 小売業と、消費者や他のチャンネルメンバーとの関係構築方法の確認 |
第3回 | 小売業における戦略的計画 | パート1のショートケースと包括的ケース |
第4回 | 小売業の国際化/ケースプレゼンテーションとディスカッション(Part 1) | 小売業の国際化環境の確認 |
第5回 | 小売業の種類1:所有権と実店舗による分類 | パート2のショートケースと包括的ケース |
第6回 | 小売業の種類2:ウェブ・無店舗小売業、その他の非伝統的な小売業/ケースプレゼンテーションとディスカッション(Part 2) | 小売業の種類の確認 |
第7回 | ターゲット顧客の特定と消費者の理解 | 授業内で指示する |
第8回 | 小売業の情報収集と処理 | パート3のショートケースと包括的ケース |
第9回 | 小売業の立地選択/ケースプレゼンテーションとディスカッション(Part 3) | 小売業の立地選択方法の確認 |
第10回 | 小売業の商品戦略 | パート4のショートケースと包括的ケース |
第11回 | 小売業の価格戦略/ケースプレゼンテーションとディスカッション(Part 4) | 授業内で指示する |
第12回 | 小売業のプロモーション戦略 | パート6のショートケースと包括的ケース |
第13回 | 全体総括/ケースプレゼンテーションとディスカッション(Part 6) | プレゼンテーションの準備 |
第14回 | 最終発表(オンライン) | プレゼンテーションの反省点の確認 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
Barry R. Berman, Joel R. Evans, and Patrali Chatterjee, Retail Management: A Strategic Approach, Global Edition, 13th 版. Person Education Limited.
必要に応じ講義開始時に資料を配付し、Power-pointを用いた解説を行う。講義で使用するPower-pointファイルは事前にT2SCHOLAを介し開示するので予習/復習に用いること。
教室内におけるディスカッションとケース・スタディ 50%
グループワークの最終報告 30%
最終レポート 20%
経営管理論またはマーケティングを履修していること、または同等の知識があること。
2022年度の流通論はブレンド型方式です。月曜日の講義はオンライン方式、木曜日の講義はキャンパス内(H112教室)で開催します。
初回(4月11日)のZoom情報をお知らせるため、受講する場合、4月8日(金)の17:00時までに履修登録してください。
なお、講義内容および講義日程は変更する可能性があります。