2019年度 環境経済・政策論   Frontier of Environmental Economics and Policy Studies

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開講元
経営工学コース
担当教員名
増井 利彦 
授業形態
講義
曜日・時限(講義室)
水1-2(W931)  
クラス
-
科目コード
IEE.B531
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2019年9月19日
講義資料更新日
2019年12月7日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

地球温暖化問題を対象に、そのメカニズムや様々な影響、影響を抑えるための適応策や温室効果ガス排出量を削減するための緩和策について、最新の知見を含めて説明するとともに、これまでのわが国における取り組みについて紹介する。また、応用一般均衡モデルを用いて、緩和策の導入による経済活動への影響の評価について、演習を通じて会得し、低炭素社会の実現に向けた取り組みについて議論するとともに、これからの温暖化対策について議論を行う。

到達目標

地球温暖化問題を中心に、環境問題の科学からのアプローチと、問題解決に向けた政策からのアプローチのそれぞれにおける役割や関係を理解するとともに、科学が環境政策においてどのように貢献できるかについて理解を深めることが本講義の到達目標である。さらに、応用一般均衡モデルのプログラミングを通じて、各自が検討する環境政策の定量的な評価を行うとともに、それを実現するための手段について検討することも到達目標である。

キーワード

環境政策、地球温暖化、緩和策と適応策、政策と科学、応用一般均衡モデル

学生が身につける力

国際的教養力 コミュニケーション力 専門力 課題設定力 実践力または解決力

授業の進め方

各回のトピックを、資料をもとに説明する。また、環境問題の設定や解決に向けた評価については、学生によるプレゼンを通じて議論を深める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 地球温暖化問題の科学と政策 気候変動の科学について理解する。
第2回 地球温暖化の緩和策 緩和策として必要な取り組みを理解する。
第3回 地球温暖化影響と適応策 温暖化の影響と適応策について理解する。
第4回 わが国における緩和策のあゆみ わが国で大幅削減に向けた取り組みと見通しを理解する。
第5回 応用一般均衡モデル(1) データ 応用一般均衡モデルの開発に必要なデータを作成する。
第6回 応用一般均衡モデル(2) 生産者行動と消費者行動 生産者と消費者の行動を定式化する。
第7回 応用一般均衡モデル(3) 応用一般均衡モデルの理論 生産者と消費者の行動から、応用一般均衡モデルを解く。
第8回 応用一般均衡モデル(4) 応用一般均衡モデルを用いたシミュレーション データをもとに、応用一般均衡モデルのシミュレーションを行う。
第9回 応用一般均衡モデル(5) 応用一般均衡モデルによる緩和策の評価 温暖化問題を応用一般均衡モデルで解く。
第10回 温暖化政策の評価(プレゼンテーション) 分析結果を共有し、課題を明らかにする。
第11回 モデルと政策 政策におけるモデルの役割について理解する。
第12回 経済発展と環境問題(1) 環境クズネッツ曲線 環境クズネッツ曲線の例を検討する。
第13回 経済発展と環境問題(2) ポーター仮説 ポーター仮説のあてはまる例を検討する。
第14回 持続可能な社会の系譜 持続可能な発展について定義を理解する。
第15回 長期の環境政策の実現に向けて(プレゼンテーション) 長期的な環境保全に向けた施策を検討し、課題を明らかにする。

教科書

内容が多岐にわたるため、各回において講義資料を提供する。

参考書、講義資料等

各回において講義資料を提供する。

成績評価の基準及び方法

各回で出される課題のレポート(30%)やプレゼン(40%)、最終レポート(30%)によって評価する。

関連する科目

  • IEE.B530 : 地球環境と経済発展のモデリング

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

マクロ経済学、ミクロ経済学の基礎的な知識を有すること。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

増井利彦 特定教授(masui[at]nies.go.jp)

オフィスアワー

授業開講日の授業前後の時間帯は教員が研究室に在室。普段はつくばの研究所にいるため連絡はメールで行うこと。

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