2019年度 アントレプレナーシップと事業創成 II   Entrepreneurship and Business Development II

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開講元
技術経営専門職学位課程
担当教員名
仙石 愼太郎  末松 千尋 
授業形態
講義 / 演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木11-12(田町CIC812)  
クラス
-
科目コード
TIM.D517
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2019年9月2日
講義資料更新日
2019年1月30日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

事業開発(business development)は事業機会を実現するための行程であり、アントレプレナーシップ(entrepreneurship)は事業機会を実現するための人間活動と捉えることができる。これらは相補的であり、プロフェッショナルにとって必須の素養である。すなわり、ベンチャー起業のみならず、新規性を有するあらゆる事業活動、科学研究・技術開発に適用されるべきものである。
本講義では、上述の前提のもと、事業開発とアントレプレナーシップに関する座学と演習を通じて、技術経営・イノベーション経営の知識を自ら率先して実践するための基礎知識と基礎能力を育成する。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) アントレプレナーシップ、事業開発、及び関連する諸概念を理解している
2) イノベーション経営の基礎知識を把握している
3) 問題解決の基本的な手法論(イシューアナリシス法)を理解し運用できる
4) 戦略立案のための考え方、フレームワーク、ツール等を理解し運用できる
5) 標準的なフォーマットの事業計画(ビジネスプラン)を独自で作成できる
6) 実行に移すための行動計画を立案できる

キーワード

事業開発、アントレプレナーシップ、イノベーション経営、ベンチャー企業、組織デザイン、事業価値評価、産学連携

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

序盤では、アントレプレナーシップとその発揮点としての事業開発の概論を提示し、その意義と効用について理解を深める。中盤では、事業開発の立案に必要となる概念や思考の枠組み(フレームワーク)、ツールとその扱い方を学習する。終盤では、それまでの学習内容をもとに、事業計画をグループ演習形式で立案・発表する。
各回の講義は座学と演習パートに大別され、後者は事前課題を課すことがある。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ビジネスプランの要素と構成 ビジネスプランの役割、意義と効用とその構成要素
第2回 収益計画の立案 収益計画の立案
第3回 事業価値の評価 スコアリング法やDCF法などの価値評価指標とその活用方法
第4回 資本政策の立案 スタートアップ企業における資金調達の計画立案と獲得方法
第5回 実行と統制 広義のガバナンス、主要経営指標(KPI)、PDS(PDCA)サイクル
第6回 グループ討論 事例研究の議論
第7回 グループ発表 事例研究の発表
第8回 まとめと議論 特になし

教科書

各講義中或いは事前に配布

参考書、講義資料等

忽那憲治他(共著), 「アントレプレナーシップ入門」, 有斐閣, 東京, 2013. ISBN 978-4-641-15002-7
新藤晴臣(著), 「アントレプレナーの戦略論」, 中央経済社, 東京, 2015. ISBN 978-4-502-14331-1
齋藤嘉則(著), 「問題解決プロフェッショナル」, ダイヤモンド社, 東京, 2010. ISBN: 978-4-478-00553-8
齋藤嘉則(著), 「戦略シナリオ」, 東洋経済新報社, 1998. ISBN: 978-4-492-53049-8
西山茂(著),「グロービスMBAファイナンス」,ダイヤモンド社,2008. ISBN: 978-4-478-00876-8

成績評価の基準及び方法

出席、出席した講義への参加姿勢及び演習の成績をもとに評価する。詳細は第01回の講義で解説する。

関連する科目

  • TIM.D516 : アントレプレナーシップと事業創成 I

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

この科目は「履修前提条件付き授業科目」で,「履修前提科目」は「アントレプレナーシップと事業創成 I」である。「アントレプレナーシップと事業創成 I」の単位を修得しなければ,この科目の単位は修了に必要な単位として取り扱わない。

その他

授業計画はモデルケースである。実際の開講内容は、各年度の講義スケジュールを確認すること。

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