2022年度 持続可能社会・経済論   Theory of Sustainable Society and Economy

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開講元
経営工学系
担当教員名
増井 利彦  金森 有子  大和 毅彦 
授業形態
講義    (ライブ型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水3-4(W933)  
クラス
-
科目コード
IEE.B331
単位数
2
開講年度
2022年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2022年4月4日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

工学や経済学など様々な学問領域を基礎として、環境問題の発生と解決について理論的に明らかにするとともに、環境問題の解決に向けた対策や政策の実践を学ぶことで、理論と実践の関係性やギャップについて理解し、政策においてどのような工夫がなされているかを分析できるようにする。
また、具体的に環境問題の解決をデザインするためのシナリオ分析の手法を学ぶことで、問題設定からその解決に向けた政策の立案、実施から評価に至る一連の手法を説明できるようになる。

到達目標

経済学の理論や工学的なアプローチに基づいて、環境問題の発生や解決の仕組みが説明できるようになる。また、実際に生じている環境問題を取り上げることで、理論と現実の関係性、ギャップについて説明できるようになる。
また、特定の環境問題を取り上げ、その解決に向けた対策を提案するとともに、その実施に向けた課題を認識し、どのようにすれば、有効な対策になるかを検討する。

キーワード

持続可能社会、環境負荷、気候変動、政策、シナリオ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各回のトピックを、資料をもとに説明する。また、環境問題の設定や解決に向けた評価については、学生によるプレゼンを通じて議論を深める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 講義の概要、人口分布とSDGs 人口の分布とSDGsの関係を理解できるようにする
第2回 消費行動分析 家計の消費行動について理解できるようにする
第3回 気候変動問題と目標設定のあゆみ 気候変動問題とその解決に向けた取り組みについて理解し、解決策について議論できるようになる。
第4回 気候変動問題 ー地方公共団体実行計画ー 地方公共団体実行計画の策定方法を理解し、地域の気候変動問題対策について議論できるようになる。
第5回 気候変動問題と消費行動 気候変動問題と消費行動の関係を理解できるようにする。
第6回 将来シナリオと不確実性(グループワーク1) 課題解決に向けた将来シナリオの開発について、手法と効果について説明できるようになる。
第7回 廃棄物問題と消費行動 廃棄物問題と消費行動の関係を理解できるようにする。
第8回 食品ロスと消費行動 食品ロスと消費行動の関係を理解できるようにする。
第9回 ビジョンとロードマップ(グループワーク2) 将来のシナリオをいかに実現するかについて、マクロ、ミクロの両面から分析できるようになる。
第10回 2050年の社会像に関するプレゼン1 シナリオプランニングを理解し、その成果として2050年の将来像についての発表を行う。
第11回 限界費用と環境政策 限界費用の考え方をもとに、環境政策の違いについて理解できるようになる。
第12回 社会問題と消費行動 社会問題と消費行動の関係を理解出来るようにする。
第13回 2050年の脱炭素社会の実現に向けたプレゼン2 2050年の社会像に関するプレゼンを基礎に脱炭素社会を実現するためのロードマップについて発表を行う。
第14回 講義のまとめ 講義のまとめを通じて、持続可能社会・経済について理解ができるようにする。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

内容が多岐にわたるため、各回において講義資料を提供する。

参考書、講義資料等

各回において講義資料を提供する。

成績評価の基準及び方法

各回で出される課題のレポート(50%)やプレゼン(25%)、最終レポート(25%)によって評価する。

関連する科目

  • IEE.B333 : 環境経済学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

なし

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

増井利彦 連携教授(masui[at]nies.go.jp)
金森有子 連携准教授(kanamori[at]nies.go.jp)

オフィスアワー

普段はつくばの研究所にいるため連絡はメールで行うこと。

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