本講義では、テキストに沿って、マーケティングの基礎的な概念を体系的に論じる。まず、マーケティングとは何か、企業組織におけるマーケティングの位置づけについて説明する。次に市場環境と顧客を理解し、マーケティング機会の分析に関する講義を行う。その後、市場細分化戦略を実行する方法を説明する。さらに、マーケティング・ミックス4Pの製品戦略、価格戦略、流通チャネル戦略、マーケティング・コミュニケーション戦略について、事例を取り入れながら議論していく。
本講義のねらいは、マーケティングの基礎的概念を習得することである。また、グループワークを通して、日常の出来事について、マーケティングの視点から考えることができるようにすることである。
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)マーケティングの重要性、概念と課題を説明できる。
2)市場細分化戦略の基準と方法を説明できる。
3)マーケティング・ミックス4Pを理解し、顧客に価値を提供する方法を説明できる。
マーケティング、顧客価値、ブランド、STP戦略、マーケティング・ミックス4P
✔ 専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義、グループワークと学生によるプレゼンテーション
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | マーケティングの定義と中核概念 | マーケティングの定義と中核概念の確認 |
第2回 | 戦略計画とマーケティング・プロセス | 教科書の第2章の復習 |
第3回 | マーケティング環境とマーケティング・リサーチ/グループワーク 1 | 1回目のレポート(マーケティング環境の分析)の作成と提出 |
第4回 | 顧客価値、顧客満足、消費者の購買行動 | 顧客価値、顧客満足の確認 |
第5回 | 市場細分化、標的市場の選択およびポジショニング/グループワーク 2 | 2回目のレポート(STP戦略の考察)の作成と提出 |
第6回 | 製品戦略(1)-製品戦略、ブランド戦略 | 製品戦略、ブランド戦略の要素の確認 |
第7回 | 製品戦略(2)-新製品開発と製品ライフサイクル | 製品ライフサイクル、新製品開発のプロセスの確認 |
第8回 | 価格戦略/グループワーク 3 | 3回目のレポート(製品戦略と価格戦略の考察)の作成と提出 |
第9回 | 流通チャネル戦略(1)-チャネル設計 | チャネルの役割、プッシュ戦略とプル戦略の違いの確認 |
第10回 | 流通チャネル戦略(2)-小売、卸売、ロジスティクス | 小売業のマーケティング戦略の復習 |
第11回 | マーケティング・コミュニケーション戦略(1)-統合型マーケティング・コミュニケーション/グループワーク 4 | 4回目のレポート(流通チャネル戦略とコミュニケーション戦略の考察)の作成と提出 |
第12回 | マーケティング・コミュニケーション戦略(2)-マーケティング・コミュニケーション・ミックスの各要素 | マーケティング・コミュニケーション・ミックスの確認、広告と販売促進の違いの説明 |
第13回 | グループワークの最終成果報告(1) | プレゼンテーションの準備と報告 |
第14回 | グループワークの最終成果報告(2) | プレゼンテーションの準備と報告 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
和田充夫、恩蔵直人、三浦俊彦、『マーケティング戦略第5版』、有斐閣、2016年。
講義で使用するPower-pointファイルは事前にOCWを介し開示するので予習/復習に用いること。
グループワークおよびレポート 60% (レポートは1回10点×4回、プレゼンテーションによる成果報告は20点)
期末試験 40%
*学期中不定期的に5~7回の出席を取る予定です。欠席した場合は減点します。
経営管理論を履修していること、または同等の知識があること。
講義内容および講義スケジュールは進行状況によって変更する可能性がある。