2019年度 マクロ経済学第二   Macroeconomics II

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開講元
経営工学系
担当教員名
大土井 涼二 
授業形態
講義
曜日・時限(講義室)
火1-2(W934)  金1-2(W934)  
クラス
-
科目コード
IEE.B204
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2019年3月20日
講義資料更新日
2019年1月24日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

この講義ではマクロ経済学第一で学習したモデルを拡張もしくは応用し,経済成長や失業,政府の債務問題など現実において重要な意味を持つマクロ経済現象についての理解を深めることを目的とする.
具体的には,まず現実のマクロ経済の長期的傾向を把握するために重要なソローの経済成長理論を習得する.その次に,失業の発生要因や政策の方向性を議論し,最後に財政政策,金融政策の有効性と,景気循環理論について解説を行う.

到達目標

本講義を履修することにより,以下の知識と能力を修得する.
1) 経済成長プロセスにおいて資本蓄積,人口成長,技術革新が果たす役割を定性的,定量的の両面で理解する.
2) 年金制度に代表される,社会保障政策がもたらす世代間富の再分配の役割について理解する.
3) 最適な金融政策の決定に付随して起こる時間非整合性の問題について理解する.
4) 将来の所得に関する不確実性が消費・貯蓄決定に与える影響を理解する.

キーワード

ソローモデル,定常状態,黄金率,技術進歩,均斉成長経路,収束, 経常収支赤字,対外債務残高,摩擦的失業,構造的失業,リカードの等価定理,フィリップス曲線,時間非整合性,予備的貯蓄

学生が身につける力

国際的教養力 コミュニケーション力 専門力 課題設定力 実践力または解決力
- - -

授業の進め方

各トピックの講義終了後に課題を出す.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ソローの経済成長理論(1) モデル設定と定常状態,資本の黄金律 ソローモデルを構築し,定常状態を導出する.
第2回 ソローの経済成長理論(2) 技術進歩の役割 (1)の基本モデルに技術進歩を導入し,一人当たりGDP, 同資本,消費の均斉成長経路を導出する
第3回 ソローの経済成長理論(3) 経済成長に関する実証 経済成長に関する実証結果を知り,現実の経済成長パターンについての理解を深める.
第4回 国際マクロ経済分析(1) 国際収支統計のおさらい 国際収支統計を確認する
第5回 国際マクロ経済分析(2) マンデル・フレミングモデル マンデル・フレミングモデルを構築し均衡を求める.
第6回 労働市場と失業の理論(1) なぜ失業が発生するのか? 幾つかの失業に関する仮説を知り,違いを理解する.
第7回 労働市場と失業の理論(2) 労働市場の歪みについて 労働市場の歪みの計測方法を学ぶ
第8回 理解度確認 第1回~第7回までの内容を概観し、中間試験を実施する
第9回 財政政策のマクロ的効果(1) リカードの等価定理 リカードの等価定理について理解する.
第10回 財政政策のマクロ的効果(2) 社会保障 社会保障について議論する.
第11回 金融政策のマクロ的効果(1) フィリップス曲線 フィリップス曲線の定義と,データから得られる日本のフィリップス曲線の形状を把握する.
第12回 金融政策のマクロ的効果(2) 動学的非整合性の問題 金融政策に関する時間的非整合性の問題を議論する.
第13回 不確実性下における消費の決定理論 不確実性下における消費・貯蓄の決定を理解する.
第14回 不確実性下における投資の決定理論 不確実性下における投資の決定理論を理解する.
第15回 講義全体を通してのまとめ この講義で扱ったテーマを概観し,残された課題について議論する.

教科書

講義初回までにアナウンスをする.講義スライド,資料をOCWにアップする.

参考書、講義資料等

二神孝一・堀敬一 『マクロ経済学』有斐閣
柴田章久・宇南山卓『マクロ経済学の第一歩』有斐閣
平口良司・稲葉大『マクロ経済学 入門の「一歩前」から応用まで』有斐閣
N.グレゴリー・マンキュー 『マンキュー マクロ経済学』 東洋経済

成績評価の基準及び方法

試験の成績70%+隔週で課される宿題の成績30%

関連する科目

  • IEE.B203 : マクロ経済学第一
  • IEE.B201 : ミクロ経済学第一
  • IEE.B202 : ミクロ経済学第二
  • IEE.B332 : 応用マクロ経済学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

マクロ経済学第一を履修要件とする.

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