2016年度 経営・経済のための統計   Statistics for Industrial Engineering and Economics

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開講元
経営工学系
担当教員名
宮川 雅巳  鈴木 定省 
授業形態
講義 / 演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火1-2(W631)  金1-2(W631)  
クラス
-
科目コード
IEE.A205
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
2016年7月5日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では,経営工学における様々な問題の解決に向けた数値解析に基づく工学的アプローチとして,確率論や統計について紹介する。確率論の分野については離散的,連続的確率変数や確率分布,大数の法則や中心極限定理を扱う。統計分野については平均と分散,統計的推定(点推定,信頼区間),統計的仮説検定(t検定,カイ二乗検定,F検定,分散分析),相関,回帰などについて身近な具体例を交えながら説明する。

本講義では,統計的なものの見方・考え方,統計的な判断枠組みの習得を目指し,経営工学のみならず日常の問題にそれらを適用し,問題解決に向けた基礎的知識を習得させることを目的とする。

到達目標

本講義を履修することによって次のような能力を身につけることができる。
(1) 確率や確率変数,統計的推定,統計的検定についての基礎知識を身につける。
(2) 数値や図を用いて基本的な統計量についての計算,解釈・説明ができる。
(3) 工学的な問題解決において統計的な方法論を活用する。
(4) 統計的なものの見方・考え方を経営工学上のみならず日々の問題に適用できる。

キーワード

点推定,区間推定,仮説検定,t検定,カイ二乗検定,F検定(分散分析),重回帰分析

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義を行い,関連する演習問題を与える。演習問題の解説も併せて行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 平均と分散 基本統計量の理解
第2回 確率変数と確率分布 確率変数と確率分布についての理解
第3回 推定量 推定量と信頼区間/信頼水準の計算
第4回 平均値の推定 正規分布を利用した平均値の推定
第5回 分散の推定 様々な確率分布を用いた統計量の推定
第6回 平均値の検定 正規分布とt分布による仮説検定
第7回 分散の検定 カイ二乗分布とF分布による仮説検定
第8回 カイ二乗適合度検定 カイ二乗適合度検定と分割表についての理解
第9回 一元配置分散分析 多母集団の平均値比較
第10回 二元配置分散分析 主効果と交互作用の理解
第11回 最尤推定 最尤推定に関する理解
第12回 統計量の分布と平方和の分布 様々な分布に関する理解と平方和計算
第13回 検定方式の導出 検定方式の導出方法に関する理解
第14回 最小二乗法 最小二乗法を用いた計算
第15回 重回帰分析 重回帰分析によるモデル化とデータ解析

教科書

特になし。適宜プリントを配布。

参考書、講義資料等

宮川雅巳 『統計技法』 工学数学講座 14 共立出版株式会社, ISBN-13: 978-4320016132

成績評価の基準及び方法

期末試験と演習レポート

関連する科目

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履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

「経営・経済のための確率」を履修していること,または同等の知識があること

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