人間中心の情報システムに関するトピックスとして、情報処理・ネットワーク・ヒューマンインタフェース・波動解析・波動システム・信号処理・情報理論・情報処理システム・パターン認識等、情報システムの基盤技術を取りあげ、関連するサイエンス、ハード・ソフト両面の技術要素およびその最先端の動向について講述する。
本講義では、人間中心の情報システムの研究・開発・利用に関して全体像を把握するとともに、その基盤となる技術を包括的に理解することを目的とする。
本講義を履修することによって、現代の情報システムを包括的に理解することを到達目標とする。さらに、情報処理・ネットワーク・ヒューマンインタフェースなど、情報システムの基盤技術を取りあげ、関連するサイエンス、ハード・ソフト両面の技術要素およびその動向について学び、実際の研究に応用できるようになることを目標とする。
情報処理、ネットワーク、ヒューマンインタフェース、波動解析、波動システム、信号処理、情報理論、情報処理システム、パターン認識
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
各回に情報通信分野を担当する教員により人間情報システムの技術要素および最先端の動向などについて講義する。理解を深めるために各回において演習を行う。最後に総合討論として講義内容をもとにしたプレゼンテーションを行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | ガイダンス | 人間中心の情報システムに必要とされる技術要素は何か。 |
第2回 | 音声認識の仕組み | 音声認識がどのように定式化され、どのように実現されているかについて説明せよ。 |
第3回 | 言語処理技術とその応用 | 言語処理技術の応用としてどのようなシステムが実現されているかを理解するとともに、どのようなものが今後可能になるかを考察する。 |
第4回 | 人間の空間知覚と3Dディスプレイ | 人間の空間知覚の特性の概要と空間構造を呈示するディスプレイシステムの仕組みについて理解する。 |
第5回 | 言語への数理的アプローチ | 言語に関連した人間の行動や言語構造の、数理モデルを通した分析について理解する。 |
第6回 | AIによる人の意思決定の支援 | 人の意思決定を支援する人工知能(AI)システムの研究開発の現状,特に医用画像診断を例に理解し,今後の課題と将来展望を考察する. |
第7回 | 画像計測の基礎と未来:銀塩写真からマルチスペクトル画像センサまで | 過去の様々な画像計測技術を説明し、今後解決が求められるチャレンジングな課題とそのための技術を紹介する。 |
第8回 | 香りの再現技術 | 香りの要素臭の探索手法と香り提示方法。 |
第9回 | 1-bitデジタル信号の性質とその応用 | ΔΣ変調を用いた高速サンプリングによる1-bitデジタル信号の性質とその計測システムへの応用。 |
第10回 | 社会ネットワーク分析、ソーシャルメディア | ソーシャルメディアやウェアラブル・デバイスから得られるデータを分析するにあたり、如何にネットワーク科学が応用できるかについて理解する。 |
第11回 | スポーツにおける潜在脳機能 | アスリートの脳内で起きていることをいかにして明らかにし、効果的に鍛えるか |
第12回 | 錯覚する脳 | 脳が錯覚する例を示し、脳の情報処理メカニズムを考察する。 |
第13回 | コンピュータビジョン技術による実世界モデルの構築 | 実物体の形状や反射特性を観測される光情報からモデル化する方法を理解する。 |
第14回 | 総合討論 I | 人間中心の情報システムにおける技術動向を総括せよ。 |
第15回 | 総合討論 II | 今後の課題として何が挙げられるか。 |
特に定めない。補足のための資料を配布する。
特に定めない。
毎回の講義において演習問題を課し、講義の理解度を評価する(60%)。加えて総合討論におけるプレゼンテーションもしくは同等なワークの内容を評価する(40%)。
特に定めない。