企業等の第一線の研究開発を担ってきた講師により、優れたメディア品質を有する製品を開発するにあたっての基礎知識・実践例・さらに国際標準化も踏まえた研究開発戦略などを講義する。ここでは特に視覚メディアとしてデジタルカメラとディスプレイを取り上げ、その品質の評価方法や品質を高めるための技術を解説する。
これまでに学んだ基盤数理・信号処理・人間情報システムなどの知識が現実のメディア関連製品開発(製品開発・事業化および関連する知財・国際標準化戦略を含む)にどのように生かされているかを知ることにより、専門力と同時に実践力・解決力を高めることをねらいとしている。
これまでに学んだ基盤数理・信号処理・人間情報システムなどの知識を現実のメディア関連製品開発に応用するための考え方を身につける。
画像・映像システムにおけるメディア品質の評価方法を自ら設計することができる。
メディア品質の評価手法や向上技術に関する実例を学ぶことにより、メディア情報処理分野の研究開発における現実の課題に対して取り組む際の指針を持つ。
画像メディア、映像システム、デジタルカメラ、ディスプレイ、画質、色、客観評価、主観評価
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
第1回には画像におけるメディア品質の総論を述べ、本講義で扱うカメラやディスプレイの画像品質論の位置づけを紹介する。以降、それぞれデジタルカメラ・ディスプレイを開発する企業からの講師により、その画像品質に関わる理論と実例について紹介する。最後にこれらの内容を総括するとともに、本講義で扱っていない視覚メディアを含めてその品質に関する議論を行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 画像におけるメディア品質総論 | 画像メディアにおける品質に対して影響する要素は何か。画質を定量的に評価する一般的な方法論。 |
第2回 | デジタルカメラにおける画像品質I | デジタルカメラを中心とした撮像機器において画像品質の評価・向上のためにどのような技術が応用されているか。またデジタルカメラとの比較において、内視鏡や顕微鏡などの撮像機器についてはどのような技術があるか。 |
第3回 | デジタルカメラにおける画像品質II | |
第4回 | デジタルカメラにおける画像品質III | |
第5回 | ディスプレイにおける画像品質I | 映像ディスプレイにおいて画像品質の評価・向上のためにどのような技術が応用されているか。 |
第6回 | ディスプレイにおける画像品質II | |
第7回 | 映像システムにおけるメディア品質評価・向上技術に関する演習 | 視覚メディアにおける画質評価と品質向上の方法にはどのようなものがあるか。 |
第8回 | 総括:各種視覚メディアにおける品質評価と品質向上技術 | 映像システムにおけるメディア品質評価・向上技術の将来像を考察せよ。 |
特に定めない。補足のための資料を配布する。
特に定めない。
画像入力およびディスプレイに関する実際的な品質評価・向上の方策に関する理解度を演習(50%)と期末試験(50%)により評価する。
特に定めない
山口雅浩
yamaguchi.m.aa[at]m.titech.ac.jp
事前に電子メールで確認を取ること
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