2016年度 情報通信政策   Strategic ICT Policy Planning

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開講元
情報通信コース
担当教員名
植松 友彦  渡辺 文夫  酒井 善則  飯塚 久夫  久保田 誠之 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(I124)  木3-4(I124)  
クラス
-
科目コード
ICT.J405
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

情報通信に関する国の政策動向(国際戦略、研究開発、標準化、インフラ整備、競争政策、電波割り当て政策等)、情報通信産業(電気通信事業、放送事業、CATV事業、コンテンツ産業、広告業等)の概況、エンジニアにとって必要な法制度等について解説し、技術開発を含めた情報通信政策全般の課題と方策を明らかにする。

講義のねらいは、ふたつある。ひとつは、情報通信業界で働く際に知っておくべき政策的な基礎知識や産業界の諸課題を理解すること。また、理工系の枠だけにとらわれず情報通信産業全体の動向を見据えながら、自らが取るべき行動を選択できる基礎的能力を訓練することで、近未来にリーダーになる得る資質を磨く。

到達目標

本講義を履修することによって以下の能力を修得する。
1)情報通信に関する国の政策動向を知り、今後の情報通信の動向が予見できる。
2)産業界の諸課題を理解することで、エンジニアに重要な技術開発が何であるのかが分る。
3)多角的にものごとを捉えた上で、自らが取るべき行動を選択できる。

キーワード

国際戦略、研究開発、標準化、インフラ整備、競争政策、電波割り当て政策、
電気通信事業、放送事業、CATV事業、コンテンツ産業、広告業、法律制度

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各講義の2/3は講師によるトピックスの解説を行い、残る1/3はトピックスに対する討論を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 1. 講義内容紹介(序論) 2. 情報通信政策(内閣官房、内閣府、総務省、経済産業省、公正取引委員会等) 3. 研究開発政策(標準化を含む) 4. イノベーションの本当の意味 5. ネットワークインフラ整備政策・競争政策 6. 電波の割り当て方法(モバイルコミュニケーション等) 7. 新しいサービス(スマートTVの動向等) 8. 通信・放送関連法律の全体(制度面・技術面(技術基準等)) 9. 情報セキュリティ政策 10. 次世代情報通信ネットワークへの取り組み(固定網、移動網) 11. その他会社経営の常識 (会社法、企業会計等) 講義に先立ち、情報通信白書やITロードマップなどを各自読んで、情報通信におけるキーワードを理解しておくこと。

教科書

講義中に配布するテキストを使用

参考書、講義資料等

「情報通信白書(各年版)」 総務省 (情報通信国際戦略局)
「ITロードマップ各年版」 野村総合研究所
「IT市場ナビゲーター各年版」 野村総合研究所
「現代法学入門」[第3版補訂版] 伊藤正己・加藤一郎 編 (有斐閣双書)
「伊藤真の法学入門 講義再現版」 伊藤 真 (日本評論社)
「会社法入門」 神田秀樹 (岩波新書)
「ビジネスゼミナール経営財務入門」 井出正介・高橋文郎 (日本経済新聞社)
「財務会計講義」[第12版] 桜井久勝 (中央経済社)

成績評価の基準及び方法

出席(5割)、到達度を期末レポート(5割)により評価する。

関連する科目

  • 情報通信政策演習

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特にないが、今後、就職活動を予定している方に対して特に聴講を勧める。

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