2023年度 暗号技術とネットワークセキュリティ   Cryptographic Technology and Network Security

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開講元
情報通信系
担当教員名
尾形 わかは  北口 善明 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火5-6(W3-301(W331))  金5-6(W3-301(W331))  
クラス
-
科目コード
ICT.C315
単位数
2
開講年度
2023年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2023年9月29日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 本講義の前半では暗号技術を扱う.現在インターネット等で利用されている暗号方式,認証方式等の暗号技術について,機能や仕組みを解説する.後半ではネットワークセキュリティを扱う.概要説明の後に,攻撃手法,Webセキュリティ,DNS・メールセキュリティおよび防御手法を解説する.
 通信ネットワークに対する脅威は年々増大しており,これらの脅威から通信を守るために,様々なセキュリティ技術が利用されているが,完全には防御しきれていないのが現状である.セキュリティ技術を理解することで、現状のセキュリティ状況を的確に調査・分析できるようになってほしい.

到達目標

この講義の履修によって,脅威から通信ネットワークを守るための基本的な知識を身に着けることにより,状況を適切に調査・分析し,適切なセキュリティ技術を選択・活用することができるようになることを目標とする.

キーワード

暗号方式,認証方式,ディジタル署名,PKI,アクセス制御,不正ソフトウェア,ポートスキャン,DoS攻撃,ファイヤウォール,ウィルスチェックソフトウェア

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

前半では,スライドを用いて暗号技術の紹介をする.
後半は,コンピュータを使った演習を含んだ講義を行う.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 暗号の歴史と共通鍵暗号 日常的に,セキュリティやそこで使用されている技術について興味を持つこと.
第2回 メッセージ認証
第3回 DH鍵交換と公開鍵暗号
第4回 ディジタル署名と公開鍵認証基盤
第5回 ユーザ認証
第6回 その他の暗号技術
第7回 前半のまとめと中間試験
第8回 ネットワークセキュリティ概要1:脆弱性、攻撃手法の概要とアクセス制御
第9回 ネットワークセキュリティ概要2:脆弱性と不正ソフトウェア
第10回 攻撃手法1:ポートスキャン、DoS攻撃他
第11回 攻撃手法2:セッションハイジャック、ソーシャルエンジニアリング他
第12回 Webセキュリティ
第13回 DNS・メールセキュリティ
第14回 防御手法:ファイアウォール、ウィルスチェックソフトウェア他

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

なし

参考書、講義資料等

講義資料は各回の講義で配布する.

成績評価の基準及び方法

暗号技術およびネットワークセキュリティに関する基本的な概念と技術の利用方法の理解度,および現状のセキュリティ状況を調査・分析する能力によって評価する。前半については中間試験,後半については期末試験により判断する。
(その年の状況によって評価方法は変更になる可能性がある。)

関連する科目

  • ICT.C305 : ネットワーク構成

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない

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