2021年度 通信方式   Communication Systems

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開講元
情報通信系
担当教員名
府川 和彦 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月3-4(W331)  木3-4(S331)  
クラス
-
科目コード
ICT.C214
単位数
2
開講年度
2021年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2021年9月30日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

主に,電気通信システムの物理層について理解を深めることを目的とする.特に,各種変調方式および復調方式の基礎について学び,実際の通信システムでどのように適用されているか学習する.

到達目標

本講義を履修することによって,次の能力を習得する.
1)通信路を,抽象化された数学モデルとして扱うことができる.
2)変調方式において,どのように基底帯域信号が帯域通過信号に変換されるのか説明できる.
3)復調方式において,どのように帯域通過信号から基底帯域信号を抽出できるのか説明できる.

キーワード

基底帯域信号,帯域通過信号,振幅変調,周波数変調,位相変調,同期検波,非同期検波,標本化定理,ディジタル変調

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

適宜,理解度を確認するための課題を与える.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 電気通信システムの概要 電気通信システムの概要を学ぶ.
第2回 フーリエ変換と等価低域系 フーリエ変換を復習し,等価低域系を理解する.
第3回 確率過程(1) 確率分布と確率密度関数を復習する.
第4回 確率過程(2) 定常過程とその帯域通過信号について理解する.
第5回 ベースバンド・ディジタル伝送(1) 標本化と符号化を学ぶ.
第6回 ベースバンド・ディジタル伝送(2) パルス伝送について学ぶ.
第7回 変調と復調 変調と復調の基礎を学ぶ.
第8回 前半の復習と中間試験 前半の内容を理解しているかチェックする.
第9回 振幅変調 振幅変調を理解する.
第10回 直交振幅変調 直交振幅変調を理解する.
第11回 周波数変調と位相変調 周波数変調と位相変調を理解する.
第12回 ディジタル変調方式 ディジタル変調方式を理解する.
第13回 パルス波形の最適フィルタ パルス波形の最適フィルタを理解する.
第14回 変復調方式の拡張 変復調方式の拡張を理解する.

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし.

参考書、講義資料等

鈴木 博著, ディジタル通信の基礎,数理工学社, 2012.

成績評価の基準及び方法

2021年度は授業毎のレポート(100%)により,到達目標の達成度を評価する.

関連する科目

  • ICT.S206 : 信号とシステム解析
  • ICT.M202 : 確率と統計(情報通信)
  • ICT.C205 : 通信理論(情報通信)
  • ICT.S210 : ディジタル信号処理
  • ICT.C209 : 代数系と符号理論
  • ICT.C301 : ネットワーク基礎理論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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