2016年度 アナログ・デジタル混載回路   Mixed Signal Circuits

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開講元
電気電子コース
担当教員名
松澤 昭 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月7-8(S224)  水1-2(S224)  
クラス
-
科目コード
EEE.C411
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

本科目は,A/D変換器,D/A変換器,位相同期ループ(PLL)などの,アナログ回路とデジタル回路を混載したアナログデジタル混載回路について,その動作原理と設計法について学ぶ。
学習を通じて,先端的な電子回路技術であるアナログデジタル混載回路の動作原理を理解し,簡単な設計ができるようになることをねらいとする。

到達目標

本科目を履修することで次の能力を修得する。
1)A/D変換器,D/A変換器,ΔΣ変調器,PLLの性能仕様と動作原理を説明できる
2)簡単なA/D変換器,D/A変換器,ΔΣ変調器,PLLを設計することができる

キーワード

A/D変換器,D/A変換器,ΔΣ変調器,位相同期ループ(PLL)

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

学生は授業前にOCW-iに掲載する講義資料を読んでおくことが必要である。毎回,講義の最後に課題を課す。学生は課題に対してレポートを作成し,次の講義で提出すること。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 アナログデジタル混載回路の概要 電子機器においてアナログデジタル混載回路が果たす役割を説明できる
第2回 離散時間システム 標本化の原理とそれによって生じる諸現象を説明できる
第3回 デジタルアナログ変換器の基礎 デジタルアナログ変換器の構成と動作原理について説明できる
第4回 デジタルアナログ変換器の設計 デジタルアナログ変換器の設計ができる
第5回 アナログデジタル変換 アナログデジタル変換の原理と性能指標について説明できる
第6回 アナログデジタル変換器の基礎 各種アナログデジタル変換器の構成と動作原理を説明できる
第7回 逐次比較型A/D変換器 逐次比較型A/D変換器の構成と動作原理を説明できる
第8回 負帰還回路の基礎 負帰還回路について原理と設計のポイントを説明できる
第9回 アナログデジタル変換器の構成回路 比較器,標本化回路,演算増幅器などのA/D変換器に用いる回路を説明できる
第10回 パイプライン型A/D変換器の設計 I パイプライン型A/D変換器の動作を説明できる
第11回 パイプライン型A/D変換器の設計 II パイプライン型A/D変換器の基本設計ができる
第12回 ΔΣ変調技術 ΔΣ変調技術について説明できる
第13回 ΔΣ型A/D変換器の設計 ΔΣ型A/D変換器の基本設計ができる
第14回 位相同期ループ(PLL)の基礎 位相同期ループ(PLL)の構成と動作を説明できる
第15回 位相同期ループ(PLL)の設計 位相同期ループ(PLL)の基本設計ができる

教科書

なし

参考書、講義資料等

講義資料をOCW-iに掲載するので,講義前にダウンロードしておくこと。
参考書として以下を推奨する。
(1) 「応用電子回路工学」松澤昭著 電気学会
(2) “Data Converters” Franco Moloberti, Springer
(3) “RF Microelectronics” Behzad Razavi, Prentice Hall

成績評価の基準及び方法

毎回課題レポートを課し,最後に総合的な期末試験を行う。
配点は,課題レポート30点,期末試験70点。

関連する科目

  • 特になし

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

E-mail: matsuzawa.a.aa[at]m.titech.ac.jp

オフィスアワー

随時メールで連絡の上,教員室(南3号館312号室)に来室のこと。

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