2017年度 放射線健康影響・防護実習   Radiation Health Effects and Protection Exercise

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開講元
原子核工学コース
担当教員名
松本 義久  根井 充  清水 裕子 
授業形態
演習 /実験     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
-
クラス
-
科目コード
NCL.B501
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2017年7月31日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

放射線の人体への影響、測定法、リスクコミュニケーションなどについて、講義、実習、演習を通じて学ぶ。

到達目標

放射線の人体影響のメカニズム、線量との関係などについて理解する。これに基づいて、低線量放射線のリスクについて住民とコミュニケーションができる。

キーワード

放射線人体影響、リスクコミュニケーション

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義、実習、演習は量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所で10日にわたって行われ、他大学等の学生とともに学ぶ。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 講義(各90分):(1)放射線防護概論、(2)放射線被ばく関連法令、(3)放射線生物学、(4)重粒子線がん治療、(5)放射線の人体影響、(6)低線量影響、(7)放射線防護体系、(8)国際機関と日本の役割、(9)チェルノブイリにおける放射線影響、(10)食品中放射性物質の基準の考え方、(11)原発事故の放射線影響、(12)放射線リスクの伝え方、(13)対応の実際〜放医研の経験〜、(14)甚大災害の心理的影響、(15)放射線管理概論、(16)被ばく事故例、(17)線量評価法、(18)内部被ばく線量の推定、(19)緊急被ばく医療、(20)低線量生物影響研究、(21)放射線の医学・産業利用、(22)トピックス 実習:(1)生物学実習1〜3(各180分)、(2)オートラジオグラフィー1,2(各90分)、(3)内部被ばく線量の推定(講義と合わせて180分)、(4)体表面汚染検査(90分) 演習:(1)リスクコミュニケーション1,2(各180分)、(2)まとめの討論(90分) 各講義、実習、演習での指示に従うこと。

教科書

当日配布されるテキスト

参考書、講義資料等

「人体のメカニズムから学ぶ 放射線生物学」松本 義久編(メジカルビュー社)

成績評価の基準及び方法

量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所で行われる「防護健康影響課程」の2週間のプログラムに原則全て出席した上で、レポートと講義・実習・演習のノートを提出し、これによって成績を評価する。

関連する科目

  • NCL.B401 : 放射線生物学・医学
  • NCL.U605 : リスクコミュニケーションⅠ
  • NCL.U606 : リスクコミュニケーションⅡ

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

放射線生物学・医学(NCL.B401)を履修した上で履修することが望ましいが、必須とはしない。

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