2017年度 核セキュリティ実習   Nuclear Security Training

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開講元
原子核工学コース
担当教員名
相樂 洋  齊藤 正樹  鷹尾 康一朗  韓 治暎  直井 洋介  中村 仁宣  片山 雅英 
授業形態
講義 / 演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等 (緑が丘3号館-302及び学外)  
クラス
-
科目コード
NCL.U604
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2017年5月17日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

近年のテロリズム増加に対し、原子力施設や輸送における核テロ対策(核セキュリティ)の重要性が増している。
この講義においては、核セキュリティの基本的考え方、核物質や放射性物質の性質と物質障壁、物理的防護システム設計と評価、ウラン濃縮度の非破壊測定、構造物の対物・衝撃波解析の原理、制度的措置の日本及び国際的動向、核セキュリティ文化について、座学及び数値解析実習や日本原子力研究開発機構の訓練施設を使用し実践的な解説を行う。

到達目標

本授業科目では、重要性が増している原子力システムの核セキュリティに係る基本的な考え方、設計、応用まで、座学及び放射線測定によるウラン濃縮度非破壊検認実験、訓練施設や数値解析実習を通じて実践的に習得することを目的とする。

キーワード

核セキュリティ、物理的防護、衝撃解析演習、ウラン濃縮度検認演習、訓練施設を使った演習

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

座学を通じた核セキュリティに関する情報提供と、数値解析を用いた衝撃解析実習、異なる濃縮度のウランを測定する実験、日本原子力研究開発機構の訓練施設を用いた学外実習や実施設見学を組合わせ、実践的に修得できるよう進める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 核セキュリティの基本的な考え方と国際情勢 核セキュリティの基本的な考え方と国際情勢、法的枠組み理解
第2回 核物質や放射性物質の性質と防護 核物質や放射性物質の性質と防護の基礎知識の修得
第3回 物理的防護設備の設計と評価 物理的防護設備の設計と評価方法の修得
第4回 構造物の対物・衝撃波解析の原理と実習 -原理- 構造物の対物・衝撃波解析の原理の修得
第5回 構造物の対物・衝撃波解析の原理と実習 -衝撃解析手法の解説- 構造物の対物・衝撃波解析手法の修得
第6回 構造物の対物・衝撃波解析の原理と実習 -爆発解析手法の解説- 構造物の対物・衝撃波解析、爆発解析手法の修得
第7回 構造物の対物・衝撃波解析の原理と実習 -衝撃演習課題の実施- 構造物の対物・衝撃波解析の実施
第8回 構造物の対物・衝撃波解析の原理と実習 -爆発演習課題の実施- 構造物の対物・衝撃波解析、爆発解析の実施
第9回 構造物の対物・衝撃波解析の原理と実習 -課題結果発表と議論- 構造物の対物・衝撃波解析課題の結果発表と議論
第10回 ウラン濃縮度検認実験 -検認原理- ウラン濃縮度検認実験の検認原理の修得
第11回 ウラン濃縮度検認実験 -測定実習- ウラン濃縮度検認実験の検認測定実験の実施
第12回 物理的防護訓練施設を用いた実習(日本原子力研究開発機構) -検知設備- 物理的防護訓練施設を用いた検知設備の実習を日本原子力研究開発機構で実施
第13回 物理的防護訓練施設を用いた実習(日本原子力研究開発機構) -防護設備- 物理的防護訓練施設を用いた防護設備の実習を日本原子力研究開発機構で実施
第14回 核燃料サイクル工学研究所の実施設見学(日本原子力研究開発機構) -再処理施設- 日本原子力研究開発機構 核燃料サイクル工学研究所の再処理施設見学
第15回 核燃料サイクル工学研究所の実施設見学(日本原子力研究開発機構) -燃料製造施設- 日本原子力研究開発機構 核燃料サイクル工学研究所の燃料製造施設見学

教科書

なし

参考書、講義資料等

IAEA INFCIRC/225/Rev.5
http://www-ns.iaea.org/security/nss-publications.asp?s=5

成績評価の基準及び方法

レポート80%、演習発表20%

関連する科目

  • NCL.N407 : 原子力安全工学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

グローバル原子力安全・セキュリティ・エージェント教育院の学生であること。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

sagara[at]nr.titech.ac.jp

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