2021年度 ライフエンジニアリング特別講義第二   Advanced Research Topics for Life Innovation II

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
ライフエンジニアリングコース
担当教員名
梶原 将 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
HCB.C452
単位数
1
開講年度
2021年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2021年9月29日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

ライフエンジニアリングに関する最先端の研究内容を、その分野の第一人者から講義を受ける。

到達目標

ライフエンジニアリングに関する最先端の知識の取得と、先端的な技術研究・開発における課題設定とそれを解決できるようになることを到達目標とする。

キーワード

最先端ライフエンジニアリング、先端研究・開発

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

最前線で活躍する研究者が講義を実施する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 核医学入門(Prof. Egorova Bayirta) あらゆる種類の放射性物質の放出は、診断や治療にユニークなアプローチを提供することができる。この講義では、核医学の化学的・放射化学的基礎について説明し、実際に使用されている放射性医薬品のいくつかの例について紹介する。
第2回 生物学的老化の理論(1)(Prof. Feniouk Boris) 老化システムと非老化システム、非老化要素で構成される老化システム、生物の老化の定義、非老化生物、無視できる老化現象、死亡率のゴンペルツ-マケハムの法則、老化速度の指標としての死亡率の倍化時間、老化速度を制御する遺伝子。
第3回 生物学的老化の理論(2)(Prof. Feniouk Boris) 老化のメカニズムと因果論、陳腐化した因果的老化説:ダメージ蓄積説・生存率説・「種にとって良い」説、現代の進化的老化理論:突然変異蓄積説・拮抗的多能性理論、プログラムされた老化:その賛否の論拠・老化と癌。
第4回 タンパク質およびペプチドをベースとしたナノマテリアル(1)(Prof. Rodina Elena) ペプチドやタンパク質が持つ、様々なナノ構造に自己組織化するユニークな特性を利用して、幅広い応用が可能な新規ナノ材料を創製することができる。この講義では、ペプチドまたはタンパク質をベースとした材料の異なるタイプをレビューし、それらの自己組織化の構造原理について議論する。
第5回 タンパク質およびペプチドをベースとしたナノマテリアル(2)(Prof. Rodina Elena) タンパク質やペプチドが自然界で果たす多様な機能のため、これらはハイブリッドナノ材料、特に医療用途向けに設計されたナノ材料の機能化に利用されることが多い。本講義では、ペプチドとタンパク質を含む共役系の種類について、これらの成分が果たす役割に焦点を当てて解説する。
第6回 RNAを介した制御とシグナル伝達(Prof. Shavkunov Konstantin) 過去20年の間に、これまで知られていなかった機能を果たす様々なタイプのRNAが、あらゆる種類の生物において同定されてきた。それらの役割の多様性は、トランスクリプトームにおけるそれらの豊富さと同様に高い。例えば、最近の研究では、真核生物や原核生物の細胞から分泌される特定のRNA分子が、複雑な微生物と宿主の相互作用を含む種間コミュニケーションにおいて重要であることが強調されている。この講義では、現在知られているRNAの種類とその機能性について、「古典的」な概念をはるかに超えた概要を説明する。
第7回 遺伝子の変異と損傷 DNA修復(Prof. Kubareva Elena) エラーは自然界で発生するすべてのプロセスに見られる。細胞の遺伝物質のエラーは突然変異と呼ばれている。この講義では、突然変異の種類、突然変異の発生要因、DNAのエラーを修正する方法について考える。遺伝子変異による病気の例についても説明する。

教科書

後日講義内で知らせる

参考書、講義資料等

後日講義内で知らせる

成績評価の基準及び方法

後日講義内で知らせる

関連する科目

  • HCB.C451 : ライフエンジニアリング特別講義第一
  • HCB.C551 : ライフエンジニアリング特別講義第三
  • HCB.C552 : ライフエンジニアリング特別講義第四

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

ライフエンジニアリング領域の基礎的な知識を修得していること。

その他

レポートに剽窃、盗用などの不正があった場合は、厳正に対処する(当該科目の成績は0点になる)。

このページのトップへ