2019年度 デザイン創造実践   Practical Creative Design

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
ライフエンジニアリングコース
担当教員名
那須 聖  秦 猛志  林 智広  中村 信大  八木 透  小倉 俊一郎  山本 直之 
授業形態
講義 / 演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
HCB.C501
単位数
3
開講年度
2019年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

現代社会においては、これまでのビジネスモデルの踏襲が通用しなくなり、新しい社会的価値を自ら生み出す、いわゆる「0」から「1」の創造が求められる時代に突入している。そのような新たな価値を創造できる有力な手法として、「デザイン思考」に注目が集まり、製品開発はもとより、サービスや組織開発、さらには人々の生活を向上させる活動にも適用されている。
本講義の狙いは、デザイン思考のアプローチを利用して、実際の社会で発生する諸問題に対して、自ら課題を抽出・設定し、解決法を提案できる能力を培うことである。
なお、本講義は、主にグループワークを中心に活動し、「発見」、「詳細化」、「探求」、「実験」、「展開」の各フェーズを実施する。具体的には、課題設定、問題定義、共感、アイデア創出、プロトタイプ作成、ユーザーテスト、ストーリーテリングを行い、「潜在的ユーザーニーズ」の発見から「解決法としてのアイデア創造」へ至る一連のプロセスを体感する。

到達目標

本講義を履修することにより次の能力を修得する。
1) デザイン思考のマインドセットおよび手法を、グループワークを通じて理解し、実践できる。
2) 実際の社会で発生する諸問題に対して、自ら課題を抽出・設定し、解決法を提案できる。
3) グループの中でコミュニケーションを円滑にとり、積極的に議論ができる。

キーワード

デザイン思考、プロジェクトベーストラーニング(PBL)、問題解決力

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

履修生は3-4Qを通じて、少人数のグループで活動する。学期の最初に、与えられた問題点から課題を設定し、各グループは課題に対する解決法を提案するべく活動する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 オリエンテーション、チームビルディング 概要説明、アイスブレイク
第2回 (講義、ワーク)デザイン思考基礎・演習(1) グループワークを実施しながらデザイン思考のコンセプトを再確認する。
第3回 (講義、ワーク)デザイン思考基礎・演習(2) グループワークを実施しながらデザイン思考のコンセプトを再確認する。
第4回 (ワーク)課題設定 設定された問題点から課題を設定する。
第5回 (講義、ワーク)デザインリサーチ デザインリサーチの考え方と手法を理解し、計画を立てる。
第6回 (ワーク)観察ポイント、インタビュー準備 観察ポイントをつかみ取る練習およびインタビューを行うための準備を行う。
第7回 (フィールドワーク)インタビュー 実際に街頭でインタビューを行い、課題に沿った情報を集める。
第8回 (ワーク)ストーリー抽出、問題定義、ペルソナ作成 インタビューを行った情報の整理、問題定義、ペルソナを作成する。
第9回 (ワーク)アイデア創出、アイデア選択 作成したペルソナを基に、問題解決するためのアイデア作成と選択を行う。
第10回 (ワーク)中間発表準備 プレゼンテーションの準備、ストーリーの確認を行う。
第11回 中間報告会 自分たちのグループの提案する課題および解決法について発表する。
第12回 (講義)プロトタイプ、ストーリーテリング プロトタイプ、ストーリーテリング作成の重要性およびその方法について学ぶ。
第13回 (ワーク)プロトタイプ作成(1) 自分たちのコンセプトに対してプロトタイプを作成する。
第14回 (ワーク)プロトタイプ作成(2) 自分たちのコンセプトに対してプロトタイプを作成する。
第15回 (ワーク)ユーザーテスト(1)、プロトタイプ改良(1) 作成したプロトタイプを使って、ユーザテスト行い、改良する。
第16回 (ワーク)ユーザーテスト(2)、プロトタイプ改良(2) ユーザテストを繰り返し実施し、プロトタイプを更に改良する。
第17回 (ワーク)動画作成 自分たちのアイディアを効果的に伝える動画を作成する。
第18回 (ワーク)マガジンモップ作成 自分たちのアイディアを効果的に伝えるマガジンモップを作成する。
第19回 (ワーク)プレゼンテーション準備(1) 自分たちのアイディアを効果的に伝えるストーリーテリングを検証する。
第20回 (ワーク)プレゼンテーション準備(2) 自分たちのアイディアを効果的に伝えるストーリーテリングを検証する。
第21回 最終報告会 プロトタイプ、動画、マガジンモップを使って、最終プレゼンテーションを行う。
第22回 総括 全体を振り返り、総括する。

教科書

必要な資料や教材は授業の中で提供される。

参考書、講義資料等

担当教員から紹介される。

成績評価の基準及び方法

グループ活動: 40%、最終提案: 30%、最終レポート: 30%

関連する科目

  • HCB.C402 : デザイン創造基礎
  • HCB.C403 : デザイン創造フィールドワーク
  • LST.A413 : 企業社会論
  • ESD.H409 : スタートアップ最前線
  • UDE.E431 : 人間環境デザイン論第一
  • UDE.E431 : 人間環境デザイン論第一
  • HCB.C501 : デザイン創造実践
  • HCB.C502 : 事業創出マネジメント
  • TIM.D516 : アントレプレナーシップと事業創成 I
  • TIM.D517 : アントレプレナーシップと事業創成 II

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

関連授業として、HCB.C402 「デザイン創造基礎」の履修を必要とする。
HCB.C403 「デザイン創造フィールドワーク」を取得している方が望ましい。
履修人数を制限しています。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

梶原:skajiwar[at]bio.titech.ac.jp, 那須:nasu.s.aa[at]m.titech.ac.jp, 秦:thata[at]bio.titech.ac.jp, 小倉:ogura.s.ab[at]m.titech.ac.jp, 林:hayashi[at]echem.titech.ac.jp, 八木:yagi.t.ab[at]m.titech.ac.jp, 中村:nnakamur[at]bio.titech.ac.jp

オフィスアワー

日時をメールで事前に予約して下さい。

このページのトップへ