2022年度 複合材料力学特論   Mechanics of Composite Materials

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開講元
機械コース
担当教員名
轟 章 
授業形態
講義    (ライブ型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月3-4  
クラス
-
科目コード
MEC.C431
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2022年3月16日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

複合材料の中で機械構造に最も多用されている繊維強化複合材料(FRP)の成形法,材料からスタートして異方性の初歩から異方性力学を扱う.強度のばらつきも考慮した安全率の新しい考え方も示す.剛性の最適設計法についても初歩的な考えを示し,設計手法に関する概念を取得する.毎回レポートもしくは復習のための演習や小テストを実施するために授業内容がよく理解できるように工夫している.

到達目標

【到達目標】繊維強化プラスチック系積層複合材料の異方性やばらつきを考慮した剛性・強度設計を行うことができる技術者になることを本講義の到達目標とする.
【テーマ】本講義では,機械系の授業では従来行われていない異方性材料を取り扱うため,異方性材料に慣れるということを一つのテーマとしている.特に繊維強化複合材料(FRP)積層板では引張と圧縮の強度も異なるということ,座屈現象などに及ぼす異方性の影響などを実際に設計して学ぶ.

キーワード

複合材料,異方性材料

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

偶数回に演習またはレポートがある。講義資料はOCWiまたはT2Scholarからダウンロードできる

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 複合材料入門(材料,成形,用途) 講義資料1回目
第2回 ガラス繊維強化複合材料(異方性の少ないFRP) 講義資料2回目
第3回 異方性弾性論(単層) 講義資料3回目
第4回 異方性弾性論(積層) 講義資料4回目
第5回 異方性積層構造の設計 講義資料5回目
第6回 非破壊検査 講義資料6回目
第7回 試験と解説 講義資料7回目

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

OCWi or T2Scholarからダウンロード
(学内限定)

参考書、講義資料等

Fiber reinforced composites, P.K.Mallick, CRC Press

成績評価の基準及び方法

レポート(50%)とFinal report(50%)で評価を行う.
全てのレポートは英語で記載すること.
(日本語のレポートは0点とする)

関連する科目

  • MEC.C201 : 材料力学
  • MEC.C211 : 弾塑性力学
  • MEC.C432 : 構造健全性評価学特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

学部での材料力学を履修していること.弾性論の基礎がわかること.これらの知識が無い学生は受講できない。

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