2022年度 環境化学最前線入門第一   Introduction to the Frontiers of Environmental Chemistry I

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
応用化学コース
担当教員名
吉岡 秀佳 
授業形態
講義    (ライブ型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
CAP.I481
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2022年4月10日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

[講義の概要] 天然ガスや⽯油などの地下資源の効率的な探鉱・開発や地下⽔・⼟壌の汚染に対処する技術の開発のために、地下微⽣物の活動を知ることが重要である。本講義では、同位体分析や脂質分析などの地球化学的⼿法と、トレーサー実験や培養実験、遺伝⼦解析などの微⽣物学的⼿法を駆使し、地下微⽣物の分布や機能、活性を評価する地下微⽣物研究について紹介する。特に、微⽣物起源の天然ガス資源に関する最新研究について解説する。
[講義のねらい]地下微⽣物の分布や活動を理解することは、地球システムにおける物質循環を理解する上で重要である。微⽣物天然ガスを⼿掛かりとして、地下微⽣物の特徴と研究⼿法を理解することは環境研究において有⽤である。また同位体分析、脂質分析、遺伝⼦解析等の分析⼿法を学ぶことは応⽤化学系の学⽣にとって有⽤である。本講義では、地球環境問題と物質循環との関連性について理解することをねらいとする。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を習得する。
1) 環境問題に取り組む際の生物地球化学的視点の意義を理解する
2) 地圏におけるメタンに関わる物質循環過程と地下微生物の役割について説明できる。
3) 最新の地下微生物研究の成果に関する知識を習得する。

キーワード

地下微生物、メタン、メタン生成菌、メタンハイドレート、天然ガス

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

PPTファイルを使った講義形式。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 以下の点について講義を行う 1.環境中メタンの起源(熱分解、微生物) 2.微生物によるメタン生成プロセス(多様性、活性、同位体分別) 3.メタンハイドレートの分布と成因 4.天然ガス鉱床の分布と成因 5.嫌気的メタン酸化 1.環境中メタンの起源を説明する。 2.微生物によるメタン生成プロセスを説明する。 3.メタンハイドレートの分布と成因を説明する。 4.天然ガス鉱床の分布と成因を説明する。 5.嫌気的メタン酸化を説明する

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

指定なし

成績評価の基準及び方法

全出席が原則であるため、毎回の授業で出席を取ります。提出されたレポートを採点し、評価を決定します。

関連する科目

  • CAP.I405 : 環境化学
  • CAP.I482 : 環境化学最前線入門第二
  • CAP.I419 : 環境化学実験法
  • CAP.I536 : 物質循環特論
  • CAP.I435 : 地球化学特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない

このページのトップへ